キャッチコピーは「世界一なんでもするギャル」

 ――まずは、芸能界に入ったきっかけを教えてください。

桜井MIU(以下、同)京都の河原町を歩いてたら、たまたまモデル事務所の人に声をかけられて。当時は普通にカフェで働いていて、芸能の世界に興味はなかったんです。だけど、せっかくのチャンスだし仕事と両立しながらやってみようかなって。

そこの社長さんに「芸能界では何をやりたい?」って聞かれたときに、アイドルとレースクイーンに興味があると答えたら、同時にオーディション受けることになって。

結局どっちも受かって、アイドルとしては「いるかっ娘」というグループに加入して、レースクイーンのほうはスーパーGTという日本最高峰のレースでトータルで約3年ほど活動しました。

桜井MIU
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――桜井さんというと金髪ギャルというイメージがありますが、デビュー当時からそうだったんですか?

いえ、カフェで働いていたので、最初は黒髪でしたよ。グループによってコンセプトが違うから、中高生とアイドルユニットを組んでいたときはメイクもナチュラルにしていたし。

ギャルっぽくなったのは、5年前に恐竜がテーマのユニットをやっていたとき。私のイメージカラーが黄色で、それに合わせて金髪にしたら、知らないうちにギャルって言われるようになって(笑)。

今はグラビアの子と一緒に「Devilsis(デビルシス)」というユニットをやっているんですが、悪魔がコンセプトなのでそれを意識したメイクにしています。

――これまでの活動歴は?

芸能の仕事では、アイドルのほかラウンドガールやMCをやったり。普通のお仕事では、ウグイス嬢や社長秘書も経験しました。

秘書をしていたときは黒髪だったので、社内では芸能活動をしていたことはバレていなかったと思います(笑)。レースクイーンだけで生活していくのは難しいから、色んなバイトを経験しましたね。

――直球な質問ですが、都知事選のポスターが炎上した騒動について、今あらためてどう感じていますか?

私のキャッチコピーは「世界一なんでもするギャル」なので、その通り基本的にいただいたお仕事は断らないスタンスだったんです。だから、都知事選ポスターもモデルの仕事として受けたので、ああいう形になってしまったのは想定外でした。

当時はフリーで活動していたから相談する相手もいなかったし、選挙には守秘義務があるからポスターのモデルになることも誰にも話せなかったんです。政治や選挙の知識もゼロで、ポスターに候補者以外の顔が載ること自体知らなかったんです…。