クイズ番組を除いて合計17番組がクイズを出題
以上である。合計17番組で56問。TBSの『神映像グランプリ』がコーナーのたびに出演者に問題を出していて14問荒稼ぎしているのと、テレビ東京の『よじごじDays』がお掃除特集で8問稼いでいるのが目立つが、それ以外はわりとばらけている。
ちなみに今回の検証では、そもそもクイズがメインコンテンツとなっている番組は除いている(そこでクイズが出るのは当たり前なので)。したがって日本テレビの『突破ファイル』、『ぐるナイ』、フジテレビの『VS魂』(この回は並び替えクイズがメイン)での出題は除いてある。
また、ここでいうクイズの定義としては出演者あるいは視聴者に対して明確にクイズとして出題しているものとした。なので、よくあるCMまたぎで顔だけ「?」で隠れているみたいなやつはカウントしていない。
12月15日を選んだ理由としては、あまり大きいニュースや大きいイベントがある日や、特別編成みたいな日も避けたほうがいいだろうと考えた結果である。できるだけ平凡な平日の1日を検証してみたわけである。
この日の民放5局の全番組数はミニ番組なども入れて約140番組なので、そのうち17番組というのは決して多くない数字だ。
特にフジテレビが1番組、テレビ朝日、テレビ東京がそれぞれ2番組のみというのは意外である。イメージだと『めざましテレビ』あたりはバンバンクイズを出していそうだったのだが、実際はそんなことはなかった。ひとことで言えば「わりとあるけれど、言うほどない」という感じである。
クイズがほぼ出題されない意外?な時間帯
時間帯による傾向も気になった。朝昼はちょこちょことクイズを挟む感じ。ゴールデンはクイズ番組自体が多いことも含めてクイズ量が多くなり、深夜はほぼ全くと言ってもいいくらいない。
おそらくそれは番組内容に左右されるところで、朝昼は大半が情報番組のためスパイスとしてクイズを挟みやすい。ゴールデンはそもそもクイズ番組自体が多く(今回の検証期間では『突破ファイル』『ぐるナイ』『VS魂』)、それに対抗する番組も視聴者層に合わせ何となくクイズを増やしてしまうのかもしれない(今回だと『神映像スペシャル』や『有吉世界同時中継』)。
一方深夜はトークならトーク、お笑いならお笑いに特化した番組が多く、スタジオとロケ先の掛け合いなどもあまりない。視聴者もそれを求めない層がメインになることもあってか無駄なクイズが挟まれることはほとんどなかった。
検証前はありそうなイメージだった深夜の華・通販番組にもクイズは全くなかった。今は、商品をまずバン!と出してひたすらその効果をうたっていくやり方が主流で、意外と入り込む隙はないらしい。
どうでもいいが、電動歯ブラシなどのデンタルケア商品の効果をアピールする際に、とうもろこし使いがちという、あるあるを一つ得た。