男の人がBちゃんの名前を叫んでいた
母親に呼ばれた男たちは酒に酔った状態で駅からタクシ-に乗り学校前で下車、正門から学校に侵入した。
「母親が学校に相談にいった“トラブル”とは、真偽は不明だが『娘のAが友達のBからいじめを受けた』といった内容で、担任を交えての話し合いをしたようです。この手のトラブルは学校としては一方的に話を聞いて行動することはなく、双方の話を聞いてから対応することが鉄則ですが、母親は学校の対応に納得いかず知人2人に相談したと思われます」(社会部記者)
男二人は緑色の焼酎ビンを片手に一直線にAちゃん、Bちゃんが在籍する2年生の教室へと向かった。子どもたちの前でBちゃんの名前を大声で呼び“恫喝”、酒ビンを割り椅子を振り上げた。さらに担任の教師にも暴力をふるいケガを負わせた。そして職員室へと誘導する校長や同僚の教師にもケガを負わせ、窓ガラスも割り、その後駆けつけた警察官に逮捕された。
事件翌日の9日、小学校は普段通りの授業が行なわれていたが、多くの保護者から不安の声があがった。2年生のある男子児童が保護者同伴のもと、当時の様子を改めて証言した。
「事件のときはトイレに行きたくなってトイレに行っていた。男の人2人が廊下にいるのを見たけど両方ヤンキー。その時は怒鳴ったりとかしてなくて、ただいただけ。それで僕がトイレに行ってから教室に戻ろうとしたらクラスのみんながわーって逃げてきた。だから僕も一緒に逃げた。
男の人が『Bー』とBちゃんの名前を叫んだり、教室でお酒のビンを割ったりして怖かったって、あとで友達から聞いたよ。僕はAちゃんとBちゃんが一緒にいるところは見たことないし、仲がいいかどうかわからない。でも、学校でいじめがあるとかそういうのはわからなかった。Bちゃんは普通の子だよ」
児童はこの日、Aちゃんの母親も見かけたという。母親の印象について聞くと、「金髪・ヤンキー」と答えた。