2022年も新たにテレビで活躍する芸人が多数誕生した。
モグライダーやランジャタイ、お見送り芸人しんいちやZAZYなど、“賞レース決勝”をきっかけに台頭してくる例年通りの流れはもちろん、コロナ禍において松本人志の“代役”として『ワイドナショー』(フジテレビ系)などに出演し注目を集めたモノマネ芸人のJPも、今年を象徴するテレビの“新顔”芸人の1人だろう。
イケメン風チャラ男とギャル2人による異色トリオ・ぱーてぃーちゃんに至っては、いつどこでブレイクしたのか不明なまま、いつの間にかバラエティ番組に引っ張りだことなっている。
2023年は、どんな芸人がどのような形でテレビで活躍し始めるのか。今回は僕が勝手に思っている「2023年ツギテレビニクル芸人」5組を発表したい。確たる理由があるというより、僕が視聴者としてこの芸人たちがテレビで活躍しているところを見たいという願望なので、もし予想が外れてもあしからず。
トークもできて、泥臭さもある囲碁将棋
ここで名前を出すまでもなく、漫才師としての実力は当たり前に認められた存在。2022年は『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のドッキリ企画で、根建さんが憧れの車「シビック」への愛を熱弁したことが話題になるなど、少しずつテレビ露出も増え始めている。
囲碁将棋は漫才がおもしろくて、なおかつスーツ姿に高身長という出立ちから、シュッとした印象を持たれがちだが、かなり泥臭いこともやれるし「笑いのためなら何でもする」という芸人魂の持ち主だ。僕が何気なく配信で観た静岡のライブで眉毛を全剃りしていたし、CSの番組ではジーンズを履いたまま野球のスライディングをかましていた。それだけには止まらず、YouTubeの生配信で携帯番号を晒すなど、過激YouTuberでもやらないようなことまで笑いのためなら平気でしてしまう。
囲碁将棋のラジオ番組「囲碁将棋の情熱スリーポイント」(GERA)では、毎週抱腹絶倒のトークを展開し一部でカリスマ的な人気を博しており、トークの実力も申し分ない。トークもできて体も張れるのは、かなりテレビスターの適性があるのではないだろうか。
ちなみに「熱湯シャンパンタワー」は本当に腹を抱えて笑ったので騙されたと思って見てほしい。