後編「M-1ファイナリスト・ウエストランド井口が悪口を言い続ける意外な理由」を読む

めちゃくちゃ頑張ってるのに、誰からも評価されない

――井口さんはこの1年でだいぶ仕事の状況が変わりましたよね?

そうですね、下半期はだいぶ忙しくさせてもらってるっていう感じですかね。ここ数ヶ月、休みの日は全然ないし。そこにM-1もあって、ワールドカップ関係の仕事もあるんで。ありがたい限りですね。

「だから、はしゃいでる後輩とかがムカつくんですよ」 2度目のM−1決勝を控え、いまウエストランド井口が語る仕事とお笑いの現在地‗01
ウエストランド 井口浩之
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――下半期になって一気に仕事が増えたのは、何か理由があるのでしょうか?

どうですかね……2020年のM-1決勝をきっかけに、ちょこちょこ出させてもらえるようになって。そこからの努力がだんだん結びついてきたというか。
2021年はモグライダーとかランジャタイみたいな身近にいた芸人たちも決勝に出て、一緒に出させてもらう機会も増えたっていうのもあるとは思うんですけど。
M-1とかじゃなく呼んでもらえるようになったっていうのは、本当にありがたいですよね。

――ようやくキャラクターを認知してもらえるようになってきたんですね。

そうですね。あとは東野(幸治)さんや佐久間(宣行)さんの番組とかYoutubeに呼んでもらって、こういう感じで取り扱えばいいんだみたいなことをみんなに知ってもらえたのはあるかもしれないですね。

――最近は餓鬼レンジャーさん、Zeebraさん、Mummy-Dさん、R-指定さんという、日本語ラップ界を代表する面々のトークも仕切られていましたね。

そうなんですよ、最近はラップもめちゃくちゃやってますよ。ラップもやって、サッカーもやって、あと大物女優の対決の仲裁したりとか(笑)。ものすごい色々やってますよ。でも、これだけ色々やっても、お笑いファンが認めてくれてる感じは1ミリもない。