コロナ禍の映画界を救った『トップガン マーヴェリック』の功績

アカデミー賞無冠の男、トム・クルーズがついに? インド映画が台風の目?  2023年のアカデミー賞を最速予想!_3
Capital Pictures/amanaimages

ここで注目したいのが、トム・クルーズの『トップガン マーヴェリック』が、ひょっこりゴールデン・グローブ賞のドラマ部門作品賞にノミネートされていること。
エンタメの王道が受賞⁉︎ いや、アカデミー賞無冠の男トム・クルーズは遂に栄冠を!? という妄想も、満更夢ではなさそう。

作品の評価も高くオンラインデータベースIMDbによると映画賞に89ノミネートされ、26部門で受賞(12月20日現在)。その中には、映画製作者の教育機関アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)・アウォードのMovie Of The Yearの1本に選出されていたり、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)での最優秀作品賞受賞。さらにトム自身もハリウッド批評家協会賞などで主演男優賞にノミネートされている。 

何より全世界で大ヒットを記録し、日本の興行収入は約135億円。全米では興行収入7億1873万米ドル(日本円で約955億9146万円)を記録し、全米歴代興行記録第5位につけている(2022年12月20日現在)。

コロナ禍で映画興行が厳しくなる中、プロデューサーでもあるトムは頑なに配信を拒み、大スクリーンでの公開にこだわった。まさにコロナ禍の映画界を救った立役者。その貢献度も加えて、一票を投じる人もいるのでは?