郡上八幡の古い街並みを散策したのち、ハードコースでお城へ
DAY.4(4日目)
道の駅古今伝授の里やまとでは、毎日、朝市が開催されている(火曜定休)。
のぞいてみると、地元産の農産品や魚などがたくさん売られていて、活況を呈していた。
道中のおやつとするべくリンゴとプリンと豆餅を、そして今日の朝ごはんとして、新米を使った栗おこわを購入。
郡上産の餅米で作られた栗おこわは、めちゃくちゃ美味だった。
その後、一般に“郡上八幡”と呼ばれる郡上市の中心部、八幡町へ移動する。
郡上八幡城の城下町であるここは長良川の上流に位置し、綺麗な水の流れと古い家並みが有名だ。
残念ながら今は時期外れだが、夏の間は日本三大盆踊りの一つに数えられる、郡上おどりが毎日見られるという。
職人町、鍛冶屋町といった昔ながらの町名を残す街を散策した。
江戸時代につくられたままの風情を残す建物と街並みは見どころが多く、そして町中に張り巡らされた水路に魚が泳いでいることに驚かされた。
街の中央を貫く長良川には、鮎を狙う釣り人が大勢いた。
郡上八幡城へは車で行こうと思っていたのだが、町の少し外れに「郡上八幡城 徒歩での最短ルート 10〜15分程」という看板を見つけたので、そこから歩いていくことにした。
あとでよく確認したらこの看板の下の方に「※階段が続く為、少し大変なルートです。」と親切な注意書きがあったのだが、このときは見逃していた。
少しどころかめちゃくちゃハードな坂道を汗だくになりながら登り、ほうほうのていで郡上八幡城に到着した。
戦国時代の1559年に、美濃国の武将・遠藤盛数によって築かれた郡上八幡城。
現在の天守閣は復元だが、1933年に造られた国内最古の木造再建城なのだそうだ。
山城なので、天守最上階からの郡上市街の眺めがとても良かった。
城から街に戻り、また散策の続きをしていたら空から大粒の雨が落ちてきた。
朝の間は晴れ間が見えることもあったが、今日はこれから天気が大きく崩れるという予報なのだ。
小走りで駐車場に戻り、車を発進させる。
雨足はどんどん強くなってきて、いつしか本降りに。今日はもう、雨が上がることは期待できなそうだ。
こういう日はひたすら移動して距離を稼ぎ、コマを先へ進めるに限る。
そろそろ岐阜県は切り上げ、この旅の後半は長野県か山梨県を回ろうと思っていたので、郡上市を出てからは進路を東に取り、国道256号をひた走った。