2026年6月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気ニュース記事のベスト5をお送りする。
第1位は、懲役27年の判決が出た旭川女子高生殺害事件の記事だ。内田被告が入ることになる女子刑務所について取材した。
第2位は、宇都宮の繁華街に出没したクマの記事だ。役所には「殺されないでくれ」という電話が殺到し、困ったという。
第3位は、高級外車同士の事故の記事、第4位は不同意性交容疑で逮捕されたボビー・オロゴンの記事、第5位は成田で小学生が殺された事件の記事だ。
第1~5位のランキングは以下の通り。
第1位
《旭川女子高生殺害・懲役27年の判決》「イジメはありますね」元受刑者らが語る、“リコ”を待ち受ける女子刑務所の生活「1人あたり年間300万円、税金の無駄遣い」には専門家が反論
第2位
《クマ捕獲でまた…》「殺さないでくれ」「山に逃がせ」役所に電話殺到で担当者は疲弊、“処分して”の声も…いっぽう目撃情報は「昼の時間帯にピタッと止まる状態でした」
第3位
《高級外車同士が…》「猛スピードで柵も越えてきた」ポルシェがテスラに衝突し3台の事故、小学生も巻き込まれ…逮捕された20代タトゥー男は「ポケットに手をつっこんでいた」
第4位
「またか…」不同意性交容疑でボビー・オロゴン逮捕、警察に相談していた女性はショックのあまり「世界中が敵に見えた」過去には妻とDV離婚裁判、いじられ人気キャラのその後
第5位
≪成田・父が子と無理心中を図ったか≫「金がなく食べるものもない…」妻は10年前に死別、逮捕された無職父(66)は片道5キロの小学校に自転車で送り迎えする“子煩悩な父”「将来を悲観した」
↓以下記事本編
2024年に旭川市で女子高校生を橋から転落させ殺害した罪などに問われている内田梨瑚被告(23)の裁判で、旭川地裁は22日、懲役27年の実刑判決を言い渡した。仮に内田被告が控訴することなく刑が確定した場合、「既決囚」として拘置所で過ごすが、その後、分類調査が行なわれ、どこの女子刑務所に収容するかが決まる。女子刑務所は男子刑務所とどう違うのか。またその処遇は? 識者や元受刑者らに聞いた。
「移送先が決まるのが数週間、数ヶ月かかることもあります」
女子刑務所は北海道から佐賀県まで全国に10ヶ所あるが、なかでも栃木刑務所は施設の老朽化などに伴い2028年4月1日に閉庁される方針だ。
内田被告の身柄は現在まだ拘置所にあるが、刑が確定した場合、いずれこれらのどこかの刑務所に移送される可能性が高い。移送先はどのようにして決まるのか。女子刑務所の現役刑務官に聞いた。
「男性の刑務所は犯罪傾向などによって『A』や『B』など施設が分類されています。しかし女子刑務所は『W』というひとつの分類しかありません。拘置所内で『分類調査』と言われる知能テストや心理テストが行なわれ、各収容施設の受け入れ体制の兼ね合いでどこに移送されるかが決まります。早くて数週間で移送先が決まる時もあれば、数ヶ月かかることもあります」
女子刑務所は『W』というひとつの分類しかないが、犯罪傾向が進んでいる者や累犯は刑務作業を行う工場で分類されることはあるという。
「女子刑務所の刑務作業は『洋裁』が中心で、ミシンを使う工場もあります。その工場を累犯受刑者だけでまとめたりすることはあります。しかし親子や姉妹が同刑務所にいる場合は同じ累犯でも分けないといけませんし、違反行為などをして『懲罰』を科された受刑者と入れ替えるなどメンバー替えもあるので、きっちりと分類されているわけではありません」
刑務作業はこれまで受刑者に義務づけられたものだった。しかし、2025年6月1日に拘禁刑が新設され、受刑者の犯罪傾向や特性などに応じて、刑務作業や更生のための指導を柔軟に組み合わせる矯正処遇の仕組みに変わった。これらは内田被告の刑が確定した場合、どのように影響するのか。立正大学法学部教授で保護司でもある丸山泰弘氏に聞いた。
「内田被告が起こした事件は拘禁刑が新設される前の2024年なので、原則的には拘禁刑ではなく懲役刑による処遇が行われ、懲役刑として刑務作業や改善指導をすることになるはずです。そのなかで、“カッとなってしまった時のアンガーマネジメント”や被害者の視点を取り入れた教育などの処遇が行われる可能性があります」












