「森下の審判への態度は周りが教育しないとダメ」

――調子のいい投手といえば、ヤクルトの山野太一投手がここまで7勝2敗、防御率2.08と絶好調。オールスター中間発表でセ先発投手部門で1位とブレイクしました。

コントロールがいいわね。それと抑えるコツを持ってるというか、プロのキャリアが長くないのにピッチングが上手い印象だな。同じヤクルトの奥川(恭伸)も高校時代から大人びたピッチングをしていた。奥川はケガがちだけど、今年は離脱せずに戦力になってる。

こういう先発陣がいるからヤクルトは上位に食らいついていけてるんだろう。

――しかし、交流戦はヤクルトは6勝11敗1分と苦しみました。

抑えのキハダが交流戦で通用しなかったのは、パはリリーフ陣に球だけ速い投手がたくさんいるから。セなら今年1年は大丈夫。

今後のヤクルトは外国人打者、特にオスナにかかってるね。状態でいうと、まだボールを追いかけちゃって体の開きが早いから、これがもうちょっと我慢できるようになれば安定して打てるようになる。そうすれば、打線の軸ができて前後の打者が活きてくる。後半のキーマンはオスナだよ。

「キハダのストレートは打てないって、広島(OB)の大野(豊)も言ってたよ」
「キハダのストレートは打てないって、広島(OB)の大野(豊)も言ってたよ」

――そのヤクルトとともに首位を争う阪神。森下翔太選手の球審への暴言退場が話題になりました。彼はかなり気性の荒いタイプなんでしょうか?

そりゃプロなんだからみんな負けん気は強いよ。でもそれを態度に出すのはいかん。

――審判の反発を受ける?

いや、頭にくるのは相手投手だね。野球ってのは表と裏のスポーツ。打者に不利な判定は投手には有利な判定で、そこは表裏一体。つまり、ストライクをとられてアンパイアに文句を言うってことは、自信を持ってそのボールを投げたピッチャーに「今のはボールだ」って言ってるようなもの。相手はいい気がしないわな。

すると、次の打席は「この若造が偉そうに!」とピッチャーがもっと気合いを入れて厳しいボールを投げるようになる。結果的に自分にとって、もっと不利な展開になるんだよ。コーチもそういうことをちゃんと教育しなきゃ。