緊急保護者会でも不安は払拭されず

ただ、実際に開かれた説明会でも、保護者の不安が払拭されたわけではなかったようだ。

「緊急保護者会に参加した保護者からは、『小学校の校内で撮られた写真はないのか』『合宿中に撮られたものはないのか』と、繰り返し確認があったと聞いています。学校側や教育委員会側の説明は、『(港区内の)小学校では確認されていない』『警察からは被害について何も聞いていない』とは言うものの、誰も信用できなかったのか、同じ質問が何度も繰り返されたそうです。

『(若松先生は)東京都の採用の先生だから、区でできることには限界がある』というような説明もあったと聞きました。でも、保護者からすると、それで済ませていい話ではありません」(同)

学校は、若松容疑者の二度にわたる逮捕についてどのように受け止めているのか。なぜ卒業生の保護者に対する説明会を開かないのか。港区教育委員会に質問状を送付すると以下の回答だった。

警視庁(写真/PhotoAC)
警視庁(写真/PhotoAC)
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「一連の出来事につきまして、極めて重く受け止めております。現在は捜査および司法手続が進行中で、港区教育委員会として事実関係を断定できる状況にはございませんが、警察から捜査協力等があった場合には、適切に対応してまいります。ホームページで、学校や教育委員会での取り組み状況をお知らせしていますので、在校生だけではなく、卒業生や保護者に対しても、何かお気づきの点があれば、連絡していただけるように、お願いしているところです」

「港区在任中に実態が明らかになっていれば、被害者は減っていたのかもしれない」と前出の保護者は肩を落とす。

若松容疑者は調べに対し「ためらいも感じつつ興奮を抑えられなかった」と容疑を認めており、警視庁は余罪についても慎重に捜査している。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班