原田被告は下を向いた状態で「間違いありません」

午前11時。やつれた表情で下を向きながら、警察官2人に囲まれて原田被告は出廷した。紺色のスーツ姿でネクタイは着用していなかった。

起訴状によると、原田被告は同医院に歯科矯正治療のため訪れた女性患者に対して、歯科用ユニットに横たわらせたうえで、目元にタオルをかけて、「治療のため舌を動かす必要がある」と虚偽の説明をし、自らの陰茎をなめさせるなどのわいせつな行為に及んだ。また、その行為をスマートフォンで撮影していたという。

今回の初公判では、被害者Aさん(当時21歳)と被害者Bさん(当時16歳)への被害が問われており、不同意わいせつのほか、児童ポルノ法違反などの罪に問われている。

静岡地方裁判所(撮影/集英社オンライン)
静岡地方裁判所(撮影/集英社オンライン)
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起訴状の内容について、原田被告は下を向いた状態で「間違いありません」と小さな声で述べた。弁護側も公訴事実については、争わない姿勢を示した。

検察側の冒頭陳述では、被告のスマートフォンに記録されていた動画データから衝撃的な事実が次々と示された。

検察官が読み上げた捜査報告書によると、被告は自身の犯行を密かに撮影し、動画には「自身の陰茎をなめさせている様子」が記録されていたという。さらに、Aさんに対する動画の終わりの方には、被告人が最後に口内に体液を含ませる姿までもが映し出されていた。

また、証拠として示された別の被害者Bさん(当時16)に対する犯行状況は、さらに凄惨なものだった。

被告はこれらの動画をスマートフォンの内蔵装置に保存しており、動画の位置情報は、犯行現場である歯科医院付近を示していたとされる。