「毎日不安で思い出してしまう」と被害者はトラウマに
法廷では、請求証拠の場面で被害者たちの供述調書が一部読み上げられた。
被害者Aさんは、目隠しをされた状態で指示に従っていた当時の様子を振り返り、「歯科医の立場を利用して犯行に及んだ被告人を許せず、できる限り厳しい処罰を求める」と強い憤りを表明している。
また、当時16歳で被害に遭ったBさんは、友人に「治療の時に違和感があった」と相談していた。現在は「毎日不安で思い出してしまう」と、深刻な精神的トラウマを抱えている現状が明かされた。Bさんは自身の被害について、報道や友人からの知らせで初めてその全容を知ったといいう。
検察側は被告の身上について、静岡市で出生し、大学の歯学部を卒業したと同時に歯科医師免許を取得。複数の病院勤務を経て自らの医院を開業した経歴を説明した。犯行当時は院長として勤務し、自宅では妻と2人の子どもと同居。これまで前科前歴はなかったとした。
原田被告が院長を務めていた歯科医院は現在、閉院しているという。歯科医院の近隣住民が語る。
「原田さんが逮捕された1月から、予約の残った患者の施術などを、副院長を務める歯科医師免許を持つ奥様が担当されていました。落ち着いたのか、3月には正式にクリニックをたたみ、今では片付けの準備をしていると聞いています」













