「友だちと羽田空港に行く予定があるから…」
司法解剖の結果、中窪さんが殺害されたのは12月14日頃と判明。防犯カメラには、14日に中窪さんがマンションへ向かう姿が映っていたが、その後の姿は確認されなかった。
「一方で、野村容疑者は15日、16日にマンションを訪れる姿が確認され、さらに17日には空気清浄機をマンションに運び入れる姿も映っていた。さらに野村容疑者の車内からは中窪さんの社用携帯が見つかっており、16日に勤務先に対し、『体調が悪いので会社を休みます』と偽装工作と見られるメッセージを送っていたこともわかった」(同前)
都内の中堅ゼネコンに勤務していた中窪さん。野村容疑者との出会いは、就職前にさかのぼる。事件記者が語る。
「奈良県内で代々、大工の家で育った中窪さんは、地元の県立高校を卒業後に関西の大学に進学。その後、上京しコンビニで働いた時期があったそうですが、一部報道によるとこのバイト先で既婚者の野村容疑者と出会い、仲を深めたそうです。中窪さんがバイトを辞め、ゼネコンに就職した後も関係は続き、遺体が発見されたマンションで逢瀬を重ねていたとみられています」
その後の報道によると、事件からさかのぼること16日前の12月3日、野村容疑者と中窪さんがこのマンションから羽田空港に向かう姿も目撃されているという。
「野村容疑者は駅のロータリーから練馬のマンションに向かい、到着するとタクシーの運転手に『友だちと羽田空港に行く予定があるから』と1時間ほど後にマンションへの配車を依頼した。その“友達”というのが、中窪さんだったとか。2人はスーツケース3つの大荷物を持っていて、車内では何もしゃべらず、思いつめた表情で窓の外を見つめていたそうです」(同前)
その後のふたりの行き先は定かではないが、警察がその後LINEのやり取りを調べ、2人の間に「別れ話」によるトラブルがあったと判明している。
だがなぜ野村容疑者が中窪さんを殺害するに至ったのか、そしてわが子を巻き込んでまで死を選んだのか、その詳細は明かされていない。容疑者が亡くなってしまった今、真実を探る手段はあまりにも限られている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













