約22年ぶりに映画主題歌に! 25周年を迎えた“愛内里菜”のいま

今年2月21日公開の映画『どうしようもない10人』で自身が歌う曲が約22年ぶりに映画主題歌に選ばれた。今回の映画主題歌である『紅⾳詩(あかねうた)』は、和楽器をベースにしたバンド・寿BAND(ことぶきバンド)とコラボした曲だ。

「映画という大きなスクリーン上で、映像に合わせて自分の歌う曲が流れている光景は壮大で、やっぱり感動しましたね。あとは今まではアニメ作品の主題歌を担当していて、実写映画の主題歌は初めてだったので、それも新鮮でした」

「完璧じゃなくていいと気づいた」“愛内里菜”を背負い続ける覚悟と30歳引退の真相「音楽番組も観られなかった」_5

そして今年の2月3日には、デビュー25周年記念アルバム『EVER JOYFUL』をリリース。今後のさらなる活躍が期待される愛内だが、引退前と復帰後の心境の変化についてこう語る。

「引退する前は、自分のなかの“愛内里菜”という理想像に近づけなきゃいけないという感覚が強かったんです。

ステージでクールに歌い上げて、憧れられるような存在にならなきゃいけないとか、常にファンの方に元気や勇気など前向きなエネルギーを与えなきゃいけないから、自分が弱ってしまってはダメだとか。そんなことを常に意識していて、すごく疲れてしまうことも多かったんですね。

でもいまでは、“すべてを完璧にこなさなくても大丈夫なんだ”という余裕が生まれた気がします。自分の子どもが生まれてから気持ち的にもすごく変わって、いい意味で肝がすわってきたという感じがします。

やっぱり自分のことより子どものことを優先して考えるようになったからか、自分の細かいことにまで気を遣わなくなって、精神的に強くなりましたね。そう思えるようになってから、歌うことがやっと楽しいと感じるようになれたんです」

「完璧じゃなくていいと気づいた」“愛内里菜”を背負い続ける覚悟と30歳引退の真相「音楽番組も観られなかった」_6

一度は引退を経験しつつも、再び歌手として表舞台で華々しく活躍する愛内里菜。デビューから25周年を迎えて、より一層力強くパワーアップし、繊細で唯一無二な歌声をこれからも多くの人に届けてくれるだろう。

〈前編はこちらから『「モーニング娘。のオーディションも受けました」愛内里菜が明かすデビューまでの葛藤』

愛内里菜 最新アルバム『EVER JOYFUL』
愛内里菜 最新アルバム『EVER JOYFUL』
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取材・文/瑠璃光丸凪(A4studio) 撮影/恵原祐二