「お前録音とかしてねえだろうな」「誘致できなければ切腹だぞ」

山中市長は2021年に市長に初当選し、昨年再選されて現在2期目だ。横浜市立大学の医学部教授から政治家の道に転身した山中市長についてはこれまでも複数回、パワハラではないかと言動が問題視されたことがある。

山中竹春横浜市長(本人の公式ウェブサイトより)
山中竹春横浜市長(本人の公式ウェブサイトより)
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その山中氏が日常的に市職員や外部の人間に暴言を吐いていると明確に証言したのは久保田淳氏(49)。昨年横浜で開かれたアフリカ49か国が参加した第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)の誘致担当部長などの要職を経て、昨年4月から組織の要ともいえる人事部長を担っている。

1月15日、神奈川県庁で記者会見した久保田氏は、まず自身が浴びた理不尽な暴言を証言した。

「人事部長就任後、市長室に入って報告をするようになりました。外務省のかたが視察に来ると事前報告した際に『なんでそんな大切なこともっと早く言わないんだよ』と怒鳴られ机をバンと叩いて書類を投げられたんです。

別の報告をした際には『お前裏切ったら許さないぞ』『お前録音とかしてねえだろうな。やったらこれだからな』といった文脈で銃撃ポーズをしてました。銃撃ポーズは3回されてます」(久保田氏)

横浜市の山中竹春市長が銃撃する真似をした様子を再現する久保田淳人事部長(撮影/集英社オンライン)
横浜市の山中竹春市長が銃撃する真似をした様子を再現する久保田淳人事部長(撮影/集英社オンライン)

以前にも久保田氏はTICAD 9の誘致担当部長時代に「誘致できなければ切腹だぞ」と締め上げられたことがあったという。また、言葉による威圧だけでなく、人事部長就任後「何ら緊急性のない連絡が平日の夜間・深夜、土日祝日を問わず常態化し、慢性的な睡眠不足で持病も悪化した。

時間外労働と扱われないこうした連絡は労働法令に違反している疑いがあると、会見に同席した労働事件が専門の嶋﨑量弁護士は指摘した。