「あのダチョウがさ」「人間のクズだ」30分ぐらいずっと罵倒

証言によれば、山中市長が非常識な暴言を口にするのは市長室の中だけではない。昨年2月5日、高円宮妃久子殿下も臨席した行事に、以前からそりが合わない自民党の横山正人元市議会議長がいるのを見とめた山中市長は、横山氏をにらむようにボソボソと「なんで来てんだよ、あのデブ」「2頭身か」「気持ち悪い。死ねよ。あ、言っちゃった。心の声が」と、あらん限りの悪罵を口にしたという。

横浜市職員ハラスメント防止ハンドブックを示す久保田淳人事部長(撮影/集英社オンライン)
横浜市職員ハラスメント防止ハンドブックを示す久保田淳人事部長(撮影/集英社オンライン)

「周りにも聞こえていたかもしれません。今でも(思い出すと)ちょっと手が震えます。恐ろしくて。

さらに(昨年辞職した)副市長(のこと)も失礼極まりないのですが、ダチョウと呼んでいました。代名詞として呼ぶんです。『あのダチョウがさ』とか。『あいつポンコツだから』という言葉もおっしゃるし、現職の副市長と局長は『人間のクズ』だと30分ぐらいずっと罵倒されていました」(久保田氏)

山中市長は時に警戒してもすぐに地金が現れることをうかがわせることも証拠付きで示された。

兵庫県が設けた第三者委員会で後に11回ものパワハラが認定された斎藤元彦兵庫県知事の問題がメディアを騒がせた2024年の途中から、怒鳴ったり書類を投げつけたりといった狼藉が鳴りを潜めたという。

斎藤元彦兵庫県知事(撮影/集英社オンライン)
斎藤元彦兵庫県知事(撮影/集英社オンライン)

「職員同士で『どうしたんだろう』みたいな感じでした。しかしその裏で、やっぱり職員を恐怖で支配をしようというような姿勢が残念ながら変わってないんです」

そう言って久保田氏がスマホから再生した昨年9月の山中市長の声とされるものは、

「今までだったら俺が電話してふざけんなよっていけたけど今言えないじゃない。どうすればいい? 市長怒ってますよというのを、飛ばされるかもしれないっていうような恐怖を与える人事部からのジャブが与えられないか」

と言い放っている。