「小川市長の市政運営を評価する」

報道各社は12日、投票終了と同時に小川氏が当選確実だと報じた。

5人が立候補した出直し選挙で小川氏は投票総数の49.8%にあたる6万2893票を獲得。次点で市議会の自民系2会派が推した新人の弁護士、丸山彬氏(40)の5万2706票に1万票以上の差をつけた大勝だった。

初当選した前回2024年2月の選挙よりも小川氏は約2千400票も得票を増やした。投票率は47.32%で前回より7.93ポイントも上昇した。

「連合関係者や立憲民主党、国民民主党の市議らが支援した小川氏は当然勝算があると踏んで再出馬しましたが、選挙に入ると街頭演説に数百人の聴衆が来たり演説後に握手を求める人が並んだりとすごい人気ぶりでした。

世論調査でも終始優位に立ち、選挙期間終盤には小川氏の当選は揺るがない情勢でした」(全国紙記者)

1月5日、選挙カーから手を振る小川晶氏 撮影/集英社オンライン
1月5日、選挙カーから手を振る小川晶氏 撮影/集英社オンライン
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ラブホ通いが昨年9月に発覚した後、不倫を否定して引責辞任を拒んだ小川氏は自民党系が多数派を占める市議会で不信任決議案の可決が確実になると一転して採決直前に辞職した。お相手の部下職員は停職6か月の懲戒処分を受け12月末に依願退職している。

ラブホ通い発覚後の態度も“潔い”とはいえない態度だった小川氏。学歴偽装疑惑をこじらせて失職し、昨年12月の出直し選で惨敗した静岡県伊東市の田久保眞紀前市長(55)と並ぶ“トンデモ首長”の一人と目されたが、田久保氏とは対照的に市民から強い支持を得た。スキャンダルはどこへ消えたのか。取材にあたった全国紙記者が話す。

「小川氏は『ホテルに行っても男女関係はなかった』と主張し続けました。それはあまり信用されてないみたいですが、どうも市民は不倫があっても『それがどうしたんですか』という空気感みたいなんです」

実際、NHKが行なった出口調査では、小川氏の説明に「納得していない」と答えた人が52%と過半数を占めたという。

いっぽうで40代の女性は「彼女が市長になって2年足らずの間に給食費が無償化されたことが一番目につきますが、政策に実績があると感じている人は多いです」と話す。

NHKの出口調査では73%という多くの回答者が「小川市長の市政運営を評価する」と答えており、この女性の言葉も裏付けられる。出口調査では、「支持政党がない」と答えた人の6割に加え、「自民党支持」と答えた4割もの人が小川氏に投票したという結果になった。

結果として、小川氏が不倫疑惑程度は克服できるほど市長として評価されていたことになる。


市長が職員と過ごした露天風呂付きのラブホテルの部屋

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