遊び半分の気持ちで言った発言で逮捕
だが、開幕後には来場者が避難する一幕も――。万博オープン2日目の4月14日には“爆発物騒ぎ”があり、逮捕者も出たのだ。
「荷物検査係の警備員に『リュックサックの中に爆弾があるんや』と話して手荷物検査を拒否した80歳の男が威力業務妨害の容疑で逮捕されました。手荷物検査の結果、爆発物は所持していませんでした。これにより、20分くらいの間、会場の西側ゲートが閉鎖され、付近にいた来場者200人ほどが一時避難を余儀なくされました。
逮捕された男は『楽しみにしていた万博にテンションが上がり、遊び半分の気持ちだった』などと話しているそうです。男が持っていた黒のリュックサックの中には、万博の通期パスが入っていたとのことです」(同前)
さらに“迷惑老人”の逮捕者が万博4日目の16日にも。
「午後13時ごろ会場内にある29か国が共同で出展する『コモンズA』で、キルギス館の展示品(6800円相当)のハチミツ瓶を盗んだとして、富田林市在住の83歳の男が逮捕されました。
男が持ち去ろうとしていたところを警備員が身柄を確保、ハチミツは売り物ではなく展示品として置かれていたものだったようです。男は確保時に海外製の食品を複数所持しており、警察は余罪がないか調べています」(同前)
期間中は2800万人を超える来場者が見込まれている万博。さらなるトラブルが起きないことを祈りたい。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班