2025年5月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気記事ベスト5をお送りする。
第1位は川崎で20歳の女性の遺体が見つかった事件。ストーカー状態になっていた元恋人はアメリカから帰国したところを逮捕されたが、その裏にあった興味深い事情が編集部の取材で明らかになった。
第2位は小学校の教室に酒ビンを手にした男たちが侵入し暴れた事件の記事。第3位は元セクシー女優&男優の夫婦に夜の営みについて聞いたインタビュー記事、第4位はちいかわとマックのコラボの転売ヤーについての記事、そして第5位は15歳の少年が高齢女性を殺害した事件の記事だ。
第1~5位のランキングは以下の通り。
1位
〈川崎・20歳女性死体遺棄〉「弟ならやりかねない」アメリカに“逃亡”していた顔面タトゥーの元彼が緊急帰国、神奈川県警は横から“ごっつあん逮捕”その舞台ウラに家族の“説得”か
2位
〈立川・小学校侵入〉男を“招集”した母親は「金髪のヤンキー」酒ビンを片手に暴れた男2人も「ヤンキー」…保護者も児童も「いじめは聞いたことがない」
3位
元セクシー女優&男優が結婚!気になる夫婦生活を暴露…「月1回、朝寝ぼけながらチャチャッと」「子どもに馴れ初めは絶対話す」
4位
マクドナルド「ちいかわ」転売ヤー…列に並んで赤字だった? 品切れ報告続出も利益は出ず「マックナイス!」
5位
〈千葉・15歳少年が女性殺害〉「家族みんなで寝ていたのが1人で寝たいって」「両親そろっているほうがいいとは思うけど…」“複雑な家庭環境”から逃げたかった少年に父は何を思ったか
↓以下記事本編
昨年12月から行方不明になっている川崎市川崎区の岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)に繰り返しストーカー行為をしていた男が5月3日、滞在先の米国から帰国した。情報をキャッチして羽田(東京国際)空港で待機していた神奈川県警の捜査員が身柄を確保した。一方、同区内の男の自宅から4月30日の捜索で見つかった遺体は司法解剖の結果、若い女性で死後約2ヶ月経過していたことがわかり、DNA鑑定などで3日、岡崎さんであることが判明した。県警は同日中に死体遺棄容疑で逮捕状を用意し、男を逮捕した。
5月1日の午前3時、岡崎さんの父に白井容疑者の兄から電話が…
男は川崎区の職業不詳・白井秀征容疑者(27)。県警は同居している母親からも事情を聞いている。
一連の事件を巡っては、県警川崎臨港署が彩咲陽さん失踪を「事件性なし」と判断して放置するなど後手の対応に回っていたと家族が主張していた。この間、白井容疑者は同居する母親とSNSで米国逃亡に関して相談していたことも判明し、事情を察知した彩咲陽さんの父親が同署に伝えていた。集英社オンラインは♯1~♯4でこれらの経緯について詳報したが、白井容疑者は4月中旬に渡米していたとみられる。
「遺体は床下のボストンバッグの中で一部白骨化した状態で発見されており、検視では性別も不明でした。司法解剖で若い女性とわかったものの、腐敗や白骨化が進んで死因の特定には至らなかった。しかし、死亡時期は3月初旬ごろとみられ、彩咲陽さんは昨年12月20日に失踪してから約2ヶ月は生きていたことになる。
家族は失踪2日後に『彩咲陽は白井に誘拐された可能性が高い』と訴えて川崎臨港署に捜索願(行方不明者届)を出していますから、初動捜査を間違わなければ彩咲陽さんは元気な姿で保護されたかもしれないと家族が考えてしまうのは不思議なことではありません。今後は捜査とともに責任追及の行方も注目されるでしょう」(社会部デスク)
渡米した白井容疑者がこのタイミングで帰国した経緯について、一連の事件の相談を受けて岡崎さんの家族とともに“独自捜査”をしてきた元兵庫県警の飛松五男さんははこう語った。
「白井には兄と姉がいる。姉はカリフォルニア在住で、アメリカに逃げた白井はこの姉の手配で身を潜めとったはずや。兄の方は『弟なら拉致をやりかねない』と、失踪したアサヒさんを必死で探していた岡崎のお父さんを一時は手伝っていたんだが、途中から非協力的になって関係が切れた。
だがその兄から、4月30日夜に始まった家宅捜索の途中、5月1日の午前3時に岡崎さんのお父さんに電話があったんだ。遺体が出たことを知ったのかどうかはわからないが、その時間に電話してくるのは普通じゃないから、ピンときたお父さんは『弟の居場所を教えてくれ。姉が住むアメリカだろ』とカマかけたんだよね。
白井の兄貴は気圧(けお)されて『わかりました。調べてお知らせします』と返事して、翌日に『もう航空券を用意して帰国の段取りをしました』と電話してきたんだ。どうも白井の姉ちゃんも白井を説得したようだ」