「コメ騒動」の中、SNSでは「田植え体験」をめぐり賛否両論
長引くコメ不足と高騰。農水相の交代により備蓄米の売り渡し方法を随意契約に方針転換するなど状況は刻々と変化しているが、それでも「令和のコメ騒動」が収まる気配はない。
そんな中、全国では田植えのシーズンを迎えている。教育現場でも、食育活動等の一環として田植えに取り組む学校が多く見られ、子どもたちがそろって励む姿をニュースで見た人もいるのではないだろうか。
ところが、Xに投稿されたある投稿が賛否を巻き起こしている。
「手植えを体験させて『大変』なんてネガティブ思考を子どもに植えつけるの止めてほしい」
農家であるという投稿者は、子どもたちが手植えに挑戦したというニュースを引用し、「いまコメ農家はこんな田植えはしていない」と発信。「田植え体験」に否定的な意見を述べたのである。
これをめぐってXには、
「伝えたいのは『実際の農業を教えること』ではなくて『体験に基づくその輝く瞬間』だと個人的には思います」
「お米はどうやってお米になるのかを体験として知るいい機会だと思います」
「食育の一環として、手植えは良いと思うなぁ…機械で出来ないところは、手植えだし…」
「私の通ってた小学校では、体験授業の最後に田植機が登場して手作業の何倍もの速さで終わらせて文明の利器ってすげーって終わり方でしたね」
「個人的には田植え体験して良かったと思っている身ですが、今現実的に農家さんが工夫されている方法や農機具等も同時に学ぶべきなのだと思います」
など、さまざまな声があがったのだ。