あのリフを一変させたのは、キースに送られたファズ・ボックスのサンプル品

ローリング・ストーンズの名前を世界に知らしめた『サティスファクション』の原型は、40分のいびきと一緒にカセット・テープレコーダーで録音されていたという。

キース・リチャーズにはその曲を書いた確かな記憶がなかった。しかし、夢の中で何かがひらめいたような気がした。そして翌日、テープを聴き直すと、確かにいびきといびきの合間にギターのリフが残っていた。

単なる大まかな曲想だけだったが、キースにはそれで十分だった。

40年にわたり米コネチカット州に住んでいるキース・リチャーズは、3月5日に「知事特別賞」を受賞した。現在、キースは81歳だ(写真/Shutterstock)
40年にわたり米コネチカット州に住んでいるキース・リチャーズは、3月5日に「知事特別賞」を受賞した。現在、キースは81歳だ(写真/Shutterstock)
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夢でひらめいたギターリフを実際にカセットテープに録音したのは、ローリング・ストーンズがフロリダ州のタンパ・ベイエリアにある、ジャック・ラッセル・スタジアムでコンサートを行った翌日、どうやら1965年5月7日未明のことらしい。