「県庁の人から聞いたうわさ話なんやけど」は効果絶大
この「雑談オプチャ」がデマの根源の一つだったと関係者は指摘する。集英社オンラインは書き込みの一部を報じている(♯15)が、そこでは、
〈年配男性には斎藤さんの良いところを推し活するより、稲村さんが極左だと話した方がてっとり早かったことがあります。赤軍とかも持ち出して、最後に『らしいですよ』とか『知らんけど』と関西人らしく〆て、冗談まじりに、左派だと刷り込んでいくとか!〉
〈(斎藤氏は)1000億以上の豪華県庁を見直したらはめられて辞めさせられたらしい、とか話す。あと『県庁の人から聞いたうわさ話なんやけど』は、耳を傾けてもらうのに効果絶大〉
〈稲村さんはGHQに洗脳された反日左翼ですけど、それを柔らかく発信しますか?〉
といった、今回告発が受理された告発内容に直結するデマをいかに効果的に拡散させるかについてのアイディアが交換されていた。
それだけではない。斎藤氏の疑惑を告発した元西播磨県民局長・Aさん(60)が、7月に自死するという悲劇が起こっている。Aさんはこの時期、斎藤氏側近に押収された公用パソコンにあった私的な文書の内容が公開されることに胸を痛めていた。
チャットには、Aさんの家族を挙げ〈●●(家族)の経歴の写真持ってませんか?保存したつもりが見つからなくて〉といった呼びかけやこれに回答する書き込みまであった。
「Aさんの家族に何をするつもりだったのか。名誉棄損や脅迫といった犯罪の準備ではないのか、検証の対象になるでしょう」と関係者は指摘する。
チャットでは他に、斎藤氏を批判した人物に「コメント凸お願いします」と、集団で抗議しろとの呼びかけもなされていた。
これらのコメントは、選挙当日の11月17日午前0時にチャットが丸ごと閉鎖されるまで管理者が削除することもなかった。「チームさいとう」は問題がないとみなしていたことになる。