〈後編〉

「何をやってもどうせ死ぬだけだから」

ひきこもり向けのイベントなどで「タッキー」と呼ばれる瀧本裕喜さん(44)は、いつも穏やかな笑顔を浮かべている。

気遣いも細やかで、やさしい瀧本さんを慕う人は多い。7年もの間、家から一歩も出ずにひきこもった経験があるとは思えない。

そう口にすると「よくそう言われます」と瀧本さんは照れくさそうに笑う。