放課後にマックへ行っただけで……強制転校の末に高2で妊娠・結婚
フジコちゃんは1981年1月13日生まれ。広島を拠点にするご当地アイドルグループ・悪女時代の最年少メンバーとして、3年前から活動している。
グループは「夢を語るのに年齢制限はない!」「何歳だって輝ける!」などがテーマで、2021年にはつんく♂が楽曲提供したアラフォーアイドルユニットにも参加。14人組で、うち2人には孫がおり、フジコちゃんは“孫がいるメンバー第1号”だったそうだ。
──加入のきっかけを教えてください。
フジコちゃん(以下、同) 娘が27歳、息子が26歳なんですが、ずっとダンスを習っていて、私もダンスがしたいと思っていたんです。そんなとき、たまたま素人時代の私が悪女時代とステージでコラボするイベントがあったんですが、メンバーがみんなすごくキラキラしてるなと憧れて。
そしたら、1期生で総取締役の大倉様から声をかけてもらい、テストに合格してメンバーになりました。その直後くらいに娘が出産して孫ちゃんができて、今年で3歳になります。
──それまでアイドルにご興味は?
全然なかったですね。小2で広島に来たんですが、家が厳しいのでいろいろ制限されていて、流行りの音楽も聴いていなくて。
テレビも、父の見ている『日曜討論』とかを一緒に見たりしていました。でもSMAPは好きでしたね! あれくらい有名な方だと、さすがに私でも知っていました。
今、グループではきゅんきゅん担当(※註、かわいい系でアイドルらしいポジション)なんですが、そこもまだ手探りだったりします。
──厳しいというと、どんなご家庭だったんですか?
すごく真面目で厳しい両親に育てられ、自由がない状態ではありました。帰りは寄り道禁止で、習いごともピアノとか水泳を月~金まで全部やって、土日は友達と遊んではいけないルールもありました。
──かなり早い段階で結婚・出産されていますが、どのようないきさつだったのでしょう?
高校のころ、どうしてもマックのポテトが食べたくて、友達に誘われたのもあって放課後に食べて帰ったんですよ。そしたら、怒られて、おじいちゃん・おばあちゃんの家がある岡山県の学校に転校することになったんです。
岡山に行ったら、なぜか今度は広島での生活より行動範囲が広がった。コンビニに行ったら、ヤンキーと出会って、その人が旦那になるというなりゆきですね(笑)。