漫才なんか持たざるものの仕事ですからね(笑)
――対戦相手は母心さん。漫才師のほか議員もやられてる。
友保 全部持ってますからね、地位も金も名誉も。あとキラカードみたいな衣装着てはる。
――私ももちろん勝っていただきたいですけど、担当編集が特に「金属バットは政治家には負けてほしくない」と。負けたら連載終了も検討しないといけないとかいってて圧がすごいです。
小林 政治家になんか恨みでもあるんですか(笑)。
友保 たしかに漫才なんか持たざるものの仕事ですからね(笑)。
――全然知らない方との対戦と、昔から知ってる方との対戦。どちらがやりやすいとかやりにくいとかあるんですか。
友保 そうですね。でも知ってるほうがちょっと嫌な感じもしますけどね。
小林 仲よかったらちょっと嫌すかね。
――ヤングさんとか。
友保 ヤングなんかきたら大喜びですけどね。いっぱい文句いえるし、先にオチいったんねん。
――最悪ですね(笑)。でもそういう戦い方できるのもザセカンドならでは。
友保 にしても、母心さん知らなすぎるんで、ちょっといろいろ聞いたんですよ。みんなあんま知らんいうて。で、一人ヤーレンズの出井ちゃん、出井ちゃんが仲がええいうていろいろ聞けば聞くほど余計得体が知れんようになってくる。
――出井さんはなんておっしゃってたんですか?
友保 すごくいい人で、漫協(漫才協会)におって、嫁はんが落語家さんのマネージャーかなんかしてて、一目惚れしてすぐプロポーズして結婚して、仙台かなんかのほう行ってはって、もともとは何人組かでやったみたいな。
小林 4、5人でコントやってたと。
友保 プラン9さんみたいなことやってたらしいな。そんでおかんの格好して、今キラカードみたいな。議員やし、得体が知れん。
――たしかに聞けば聞くほどよくわからないですね。でもそういう方も残ってるのがおもしろい。
友保 へんな大会ですよね。でも「誰やねんこいつ」が一番おもろいですからね。こんなおもろいのおったんやという。
――そう考えると結構プレッシャーありますか。金属バットはみんな知ってるから。
友保 まあまあまあ、僕らミッキーマウスですからね。吉本興業の。
――……はあ?
小林 あんまはあ?とかいわないの。「そうですよね~」ってニコニコしてたらいいの。
――すみません、午前中なので。
友保 ミッキーと、こっちはオラフ。いやラプンツェルとオラフか。みんな大好きやもんな。