最初舐めさせて懐入ってきたらバチってしばいてくる師匠
—あけましておめでとうございます。先日、担当編集がふらっとルミネに行って、村上ショージさんを見たら、すごく面白かったと熱弁をふるっていました。なので今回のテーマ【師匠】でお話をうかがいたいなと。
友保隼平(以下、友保) やばいっしょ。めっちゃおもろいんですよ。なんかね、 あんな気ぃ抜かして「えへへ」って言いながら、「ごめんなさいね、あんま聞こえへんねん」とか言うて。え、紙切ってました? 紙切りやってました?
—紙は切ってなかったみたいです。
友保 紙切りはあるんすよ〜。紙切りマジでおもろい。
小林 ギター持ってました?
—ギター回だったようです。師匠は独身なんですか?
友保 独身みたいで。毎朝自分で飯作ってます。朝食作って。
—すごい。どんどん面白くなるのもすごい。
友保 ねえ。年食えば食うほど。それなのに飲み行ったらめちゃめちゃ悪口言うんすよ。「あいつ嫌いや」とか(笑)。
—え、お二人は師匠と飲みに行ったことあるんですか!?
友保 一回呼んでもうて。一緒に地方営業の時に。
小林 3人で行ったよな(笑)。僕は別で1回、師匠と一緒にランチ行ったことあるんですけど。
—それもすごい。
小林 若手芸人をめっちゃ見てるんですよね。好きなんですよ。
友保 やっぱ「おもろい」に敏感やから。
—お二人のことは好きなんですかね。
友保 そう言うてくれはって、ええ(笑)。
—私も一度インタビューさせてもらったことあります。優しくておもしろかったんですけど、独特のオーラがありました。
友保 あと声が異常にデカいでしょ。この前も一緒に焼肉屋行ったんすよ。で、ほんま40メートル先から「ちょっと〜いける〜?」って声かけてくる。でも、声が異常にデカいから通じるですよ(笑)。
小林 で、自分はほぼ飯食わへん。
友保 ほとんど食わしてくれる。「こんなん頼んどいたらええやろ〜」ってどんどん注文する。
—平日のお昼の寄席では、修学旅行の学生から年配のお客さんまでショージ師匠のときが一番お客さんが笑ってたと。
小林 マジでウケますからね。
友保 全員笑えるんですよ、あれ、ジジイも若いやつらも。しかも最初ちょっと舐めさせてきてるから。
小林 舐められんのがうまいんよな、ほんまに。
友保 で、懐入ってきたらバチってしばいてくる。すごいっすよ。