水原氏の父は古くからLAで居酒屋などを経営
「ショーヘイ・オータニもとんだ災難だな。まさかあの通訳があんなことするなんて」
外国人観光客にも大人気の東京・渋谷のレストランで21日夜、隣席に陣取った青年が、米国訛りの英語で連れの老婦人と若者相手に話していた。おそらく世界中の居間や社交場で同じような会話が繰り広げられたに違いない。
“世界一男の元通訳”水原一平氏が起こした今回の一連の疑惑については♯1に詳しいが、同氏は1991年、父親がロサンゼルスで板前職に就いたのを機に家族で北海道から移住し、名門カリフォルニア大学のリバーサイド校を卒業した。
学齢期のほとんどを現地で過ごしているため、英会話の力量には疑念がないどころか、むしろ日本語がネイティブレベルの日系米国人と表現したほうが正しいだろう。そんな水原氏が育った環境に近い、ロサンゼルスの日本食レストランでは今回の“事件”はどう見られているのか。
「水原さんの問題は知っていますよ。ただ、あとはもう捜査当局がジャッジすることでしょうし、私らも特に話題にはしませんね。私は水原さんについてはこの間の大谷選手の結婚報道のとき、一緒にテレビに映っていたので、それで知りました。
有名ではあるんでしょうけど、誰もが知っているとかそこまで有名ではないと思いますよ。いずれにせよ、この問題で大谷選手にマイナスな影響が出なければいいなとは思います」(本格的なそばも味わえる日本料理屋の店員)
これまでは人気薄のエンゼルスに大谷が所属していた影響か、通訳の水原氏も日本のように「誰もが知る」存在ではないようだ。本格的なお寿司を味わえる和食レストランの店主も、こんな反応だった。
ギャラリーア「一平さんは一度も来られたことはありませんけど、彼のお父さんは古くからロサンゼルスで居酒屋などを経営している方なので、飲食店関係者は知っている人も多いと思いますよ。
ただ、一平さんの人柄などはまったくわかりませんし、ギャンブル狂だったとかそんなのは噂にもなっていません。ウチは従業員にもドジャースファンが多いから、報道を見てみんなショックも受けています」