めんどくさい人にならないために
それでは、身近にいそうな「めんどくさい人」の例とともに、「めんどくさい人」にならないために、どのように対処すべきかを( )内に、まとめたものを紹介します。
【めんどくさい人の事例とそうならないための対処法リスト】
・レストランで店員との話が長い人(一緒にいるゲストとの会話を最優先にしよう)
・自分で提案はしないが他人の提案には文句を言う人(文句を言うなら提案もしよう)
・お店選びや、メニュー選びに時間をかける人(相手が決めてから20秒以内に決めよう)
・次に会うときの日時、場所などのやり取りが多い人(具体的なアイディアを出し合いサクサク決めよう)
・第三者の話題に時間を割く人(「3分だけ私の友人の話をしてもいい?」と了解を得よう)
・会議で意見を求めるとダラダラと話してしまう人(主観や感想ではなく、根拠や提案、方法について15秒で話そう)
・受験するか迷っている資格試験を受けた人に「どんな問題が出た?」と訊く人(まずは自分で調べよう)
・お店の提案をした人に対して「レストランAは行ったことがないかも」と曖昧で、感想のみの返信をする人(提案に対してお礼を伝えて決断しよう)
・「最終確認はまだなのですが……」と、締切日に資料を送る人(最終確認してから送信しよう)
・「それでは5日13時でお願いします」と言われたのに「本当に大丈夫ですか?」と返信する人(「ありがとうございます。ぜひ5日13時に、お願いします」と返信しよう)
・相手の提案に対して「ちょっと考えたいかもしれません」と言う人(「2日ほどお時間をいただけますか?」と具体的なスケジュールを提案しよう)
・待ち合わせ相手に「(事故の詳細を長々と……)ちょっと遅れます」とメッセージを送る人(自分が無事なら、事故の詳細より「申し訳ございませんが電車の事故の影響で10分ほど遅れます。恐れ入りますが、先に飲み物を注文していてください」という謝罪と提案を伝えよう)
実際に使う言葉に、ほんの一工夫があれば、誰もが「めんどくさい人」になることを避けられます。あなたの慎重さが、よりスピーディーで、丁寧な言動となって相手に届くよう、ぜひこのリストを活用してみてください。
文/吉原 珠央 写真/shutterstock
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