家族を支える頼れるお姉ちゃんだった土岐容疑者

遠く離れた秋田市内の実家周辺でも、土岐容疑者逮捕の一報は驚きをもって受け止められたようだ。近くに住む女性はこうため息をついた。

「この辺りは1999年ごろに開発された新興住宅地で、土岐さんご一家も出来始めのころに引っ越されてきました。二世帯住宅で、彼女からすると祖父母とご両親、妹弟の7人でお住まいでした。とても雰囲気のいいご家族で、きょうだい仲もとてもよかったですよ。おじいさんが亡くなられたのに次いで、お母さんも十年以上前に亡くなられました。お母さんの葬儀でお会いしたときも、菜夏さんは喪主であるお父さんの手伝いをしたりと、頼れるお姉さんでした。昔から気さくでかなりはきはきとした女の子だったんですよ」

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本誌記者が直撃した際の土岐容疑者(撮影/集英社オンライン)

2年前に土岐容疑者が帰省した際に交わした会話も女性は覚えていた。

「お父さんは以前は車関係のお仕事をしていて、お母さんは専業主婦でした。お母さんがガンで亡くなられたとき、弟さんはまだ高校生ぐらいで、妹さんも一緒に菜夏さんのことをすごく頼りにしてました。秋田市のアパートで姉弟3人で暮らしていた時期もあったそうです。実は2年くらい前、ご実家に菜夏さんが今回逮捕された男性を連れて来たことがあるんですよ、ワンちゃんも連れて。やたら怖い顔した男性だからなんとなく覚えてましたけど、逮捕のニュース映像を見て驚きましたね。家族を支える頼れるお姉ちゃんだったのに、いつのまにか悪い男に引っかかっちゃったんですかね」

遺体遺棄現場(写真/共同通信社)
遺体遺棄現場(写真/共同通信社)
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遺棄事件後、土岐容疑者と井上容疑者は離婚している。だが、井上容疑者が網走刑務所に収監された頃、土岐容疑者は店のYouTubeチャンネルで、網走刑務所のTシャツを着て番組に出演するなど、服役中の元夫への未練があったようにもみえる。

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警察の調べに対して土岐容疑者は黙秘を続けているという。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班