遺言書を書くことは“人生の棚卸し”

――そんな高橋さん、遺言書に心酔しすぎて“遺言伝道師はしトモ”と名乗っていますよね?

遺言伝道師として「一億総遺言書計画」という活動を進めています。一般的に遺言書は、自分が死んだあとに残された人へ書くと思われがちですが、僕は誰かのためだけでなく自分のために書くものだと思っていて。実際、書いていくには自分の生き方を振り返らなければいけない、「人生の棚卸し」になるんです。その価値を広めていきたいと思っています。

――具体的にはどんな活動を?

遺言書を書く体験ができるワークショップやオンラインサロンのほか、プロモーションとして遺言ソングのリリースやSNSにも力を入れています。

――司法書士はお堅いイメージがあるので意外でした。

歌って踊っています(笑)。やはり、世の中の人って遺言書に興味ない人が多いんですよ。そういう人たちにも「遺言書ってなんか面白そうじゃん」と興味を持ってもらえるようにダンス動画、専門知識を噛み砕いた動画、替え歌など、試行錯誤しながら毎日発信しています!

〈生前贈与のルールが変わる〉家族や大切な人を不幸にしないために。「遺言書は“人生最後のラブレター”なんです」_3