『らんまん』ヒロイン同様、読書オタクの浜辺

下町の長屋に下宿先が決まった万太郎と竹雄(志尊淳)は、長屋の住人たちに配るため近所の和菓子屋「白梅堂」を訪れる。そこで以前上京した万太郎が心を奪われた女性・西村寿恵子(浜辺美波)と奇跡的な再会を果たす。
そして万太郎に向かって笑顔を見せた寿恵子に対し、万太郎は胸を押さえて「ズギャン」と一言発し、後ろに倒れこむのだ。
寿恵子の愛らしい笑顔、そして万太郎が発した「ズギャン」は神木のアドリブだったと公式Twitterで明かされたこともあり、「ズギャン」は放送直後からトレンド入りしたほど。

NHK朝ドラ『らんまん』、浜辺美波演じるヒロインのオタクぶりが本人ソックリ!?「恋愛よりも仕事と読書」「時間があればずっと本を読んでいたい」_1
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だが、その後の展開もさらなる反響を呼んだ。万太郎との再会後、自室に戻った寿恵子だが、そこには散乱する大量の本が。それは曲亭馬琴が著した江戸時代後期の小説『南総里見八犬伝』で、本を開いた寿恵子は音読しながら「尊い!」「馬琴先生天才すぎる~!」と悶絶したのだ。

このあまりにマニアックなシーンにネットでは「寿恵子のオタクっぷりがすごい!」「ヲタ気質炸裂」「読書好き」「文学オタク!」「明治版の腐女子」など騒然とする反応が相次いだ。

まさかの朝ドラヒロインの“オタク設定”だが、実際の浜辺も実はかなりの読書好き。それも寿恵子と同様“オタクレベル”だという。

「美波さんの本好きは筋金入りです。特にアニメ、それも少年マンガや青年マンガ、バトルものやSFもお好みのようです。
美波さんは朝食に1時間もかけることを公言していますが、朝食を食べながらアニメを見たり、オフの日にはもっぱら読書をしているようですよ。根っからのインドア派のようですしね」(芸能事務所関係者)

作中に登場した『南総里見八犬伝』

実際、浜辺自身もインタビューなどで読書好きをこう公言している。

「ミステリー、大河ファンタジーなどが多いです。謎解きやスケール感のある作品に惹かれます。
いまは篠原悠希さんの『親王殿下のパティシエール』という本を読んでいます。阿部智里さんの作品も好きです。
一旦読み始めると何もかも忘れて没頭します。(中略)時間があれば、ずっと本を読んでいたいですね」(「別冊カドカワ SCENE」2021年1月号)