『キャスト・アウェイ』(2000)Cast Away 
上映時間:2時間23分/アメリカ

泣きたい日には、スクリーンのトム・ハンクスを。感涙必至のハンクス映画BEST5_2
Album/アフロ

飛行機事故で無人島に漂着したチャックの孤独で過酷なサバイバルを描いた人間ドラマ。雨水を貯め、火をおこす……原始人のように生活し、生きるだけで精一杯な日々に一度も泣かなかったチャック。

彼が初めて号泣するのが、ウィルソンと名付けて語りかけてきた親友=バレーボールが大波に流されてしまった瞬間(1時間44分)。

「ごめんな、ウィルソン〜」と手製の筏の上で放心状態。精根尽き果てて絶望する姿はなんとも痛々しい。こちらももらい泣き必至だが、ますます泣かされるのは生還した後。

過酷な4年間、チャックの唯一の“生きる希望”だったのは恋人ケリーの存在。ところが遭難中に自分は故人となり、親族によって葬式も済まされていたことを知る。当然、ケリーも新しい人生を歩んでいて……。

彼女との再会シーンは号泣必至(1時間56分)。しかも「さよなら」を言った後に、激しい雨に打たれる車内でのキスでダメ押し。2度泣きさせられる。