子どもも高齢者もいない家庭や独身者からの反発は?

ひろゆき まあぶっちゃけ、工事をやることが目的ですからね。

 その通りです。山奥の道路整備や災害対策をやって、土建業者にお金を落とす。そんなこと続けていたらお金がいくらあっても足りないんで、そのあたりを適正化した感じですね。

少子化対策が街の経済好転につながった明石市の市長が就任後、一番最初に取り組んだこととは? 子ども予算確保にネックだった2つのポイントとは_4
明石市の名物「明石大橋」
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ひろゆき 子育て政策に関しては、子どもも高齢者もいないご家庭や独身者からの反発も、結構あるんですか?

 反発というか、やっぱり納得いかない方はいらっしゃるでしょうね。でも、正直なところ、何かに特化した政策を成し遂げるには、どこかに我慢が生じるのは避けられないんです。やっぱり「みんなハッピー」的なパッケージの政策は、効果もなかなか出づらいので。

ただ決して諦めているつもりはなくて、「順番だから、少々お待ちを!」って言っている状態かな。どうしようかなぁと思いながらね(笑)。

#1 子ども1人につき1000万円配ったらプラスしかない

『少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?』 (KADOKAWA)
泉房穂 ひろゆき
少子化対策が街の経済好転につながった明石市の市長が就任後、一番最初に取り組んだこととは? 子ども予算確保にネックだった2つのポイントとは_5
2023年2月1日
1540円
240ページ
ISBN:978-4046059741
明石市長の泉房穂とひろゆきの少子化をめぐる本音トークの対談!

2011年、兵庫県明石市の市長選で当選し、10年以上、「市民のため」の政策を実現し続けてきた泉房穂氏。
「5つの無料化」をはじめとする少子化対策はこの10年で目に見える成果が出て、今、メディアでも大注目されている。
そして、2023年4月の任期満了をもって、市長を引退する。そんな泉氏とひろゆき氏との対談が見事に実現!

「市長やめる前に聞いておきたいのですが、少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?」

少子化対策をすることで、出生率が上がり、人口が増え、税収も増えた。
今では他自治体も少子化対策に乗り出し、2023年には「こども家庭庁」が発足する。
今、その機運が大きく高まっている。

日本が少子化になってどんな問題が起こっているのか。
なぜ市長になってから真っ先に少子化対策に乗り出したのか。
少子化対策と言いながらなぜ経済効果まで現れているのか。
このまま少子化が続くと日本の未来はどうなるのか。

今、すべての人が読むべき一冊がここに誕生!
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