「今、人生で一番勉強してるし、燃えている」
今は介護職につく若い世代が働きやすい環境作りができるようにと邁進する日々だという。
「介護業界に入って驚いたことは何よりも給料が少ないこと。手取り30万円、ボーナスも月給1か月分とプラスα程度。これでは子育て世代は家族を養えません。
職場の不要な理事や管理職らには勇退していただき、それで浮く莫大な人件費を現場の若い職員へ、と声をあげ続けてます。そのためには、もっと賢く知識を付けて今の仲間達が働きやすい環境に整える指針を作っていきたいと思っています」
毎週末のように学会に提出するレポート作りをしたり、県から任命された介護特別チームの仕事などで忙しい日々を送る。「今、人生で一番勉強してるし、燃えてるなって感じします」と吉田さん。
「ソープ時代はお金がすべてで生きてきたけど、それこそ“円”の価値はどんどん下がる一方で、お金も食の価値も変わる時代になりつつある。だから私、最近は狩猟免許を取得したんですよ」
吉田さんの話では、これからの時代は自給自足できる力こそが求められているんだとか。
その力強い眼差しに勇気をもらった。
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取材・文・撮影/河合桃子