コロナ禍で変わった制作体制

【漫画あり】打首獄門同好会のあの曲が着想の原点。2000万円貯めての脱サラした45歳・無職男が叶えた、理想のひたすら部屋に籠る理想の生活。「ニーティング」は究極の独り暮らしと言える理由_6
整然としたリビングルームにある筒井先生の仕事机

――コロナ禍によって筒井さんご自身の生活は何か変わりましたか?

マンガ家は部屋にいて成立する仕事なので、生活に大きな変化はありませんでした。コロナ以前はカフェに行ってiPadでネームを描くこともありましたけど、それがなくなったぐらい。しいていえば、アシスタントさんが完全リモートになったことでしょうか。これはメリットもデメリットもあって、通ってもらう負担が減って、こちらも机や機材を整える予算が浮きました(笑)。
一方で、背景の細かいニュアンスを伝えるのが難しくて。次回からはもっと洗練された形で伝えることができたらと思っています。

【漫画あり】打首獄門同好会のあの曲が着想の原点。2000万円貯めての脱サラした45歳・無職男が叶えた、理想のひたすら部屋に籠る理想の生活。「ニーティング」は究極の独り暮らしと言える理由_7
コロナ禍でアシスタントとのやりとりもオンラインで行っている
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――筒井さんのタッチを言語化して伝えるのは難しそうです。ところで、最適な住環境を整えた小森ですが、会社員時代の悪夢を見て飛び起きたりするじゃないですか。現実の社会でもブラック企業はまだまだはびこっていますし、その一方でリモートワークが進んだ企業もあり、仕事の仕方が両極に進んだ気がします。そんな現象に思うことはありますか?

そうですね。マンガ家は比較的、影響を受けにくい職種だと思いますが、本当に大変な職種の方もいて、ネットには不平不満が噴出していました。大局的には、場所に縛られなくてもいい働き方が広がったのかなと思います。

――確かにそうですね。では、この作品を読んで、「ニーティング・ライフを始めました」なんて人が出てきたら、いかがですか?

僕が考える快適な生活はこうかなというものを描きましたが、家族がいたら難しいでしょうし、最初にまとまったお金も必要でしょうから、簡単に踏み切れるものではないのかなとは思います。
ある意味、ニーティングは究極の独り暮らしじゃないでしょうか。

#2 ニーティング・ライフはなぜ今の時代に響くのか?

取材・文/山脇麻生 ©筒井哲也/集英社

『NEETING LIFE ニーティング・ライフ 上』
筒井哲也
【漫画あり】打首獄門同好会のあの曲が着想の原点。2000万円貯めての脱サラした45歳・無職男が叶えた、理想のひたすら部屋に籠る理想の生活。「ニーティング」は究極の独り暮らしと言える理由_9
2022年8月19日発売
680円(税込)
ISBN:-
パンデミック、クラスター、ロックダウン……。聞き慣れない単語の数々と不確かな情報が錯綜し、世界の常識は大きく変わり始めていた。そんな混乱のさなか、しがないサラリーマンである小森建太郎は、20年間働いた会社を辞め、長年思い描いてきた理想の生活スタイル「ニーティング」を始めることに。自堕落な生活とは異なる“究極の引き籠り術”で平穏な暮らしを望むが――…!?

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