#3【漫画あり】上京してからひとりも友だちができない35歳独身男の、オトナの友だちづくり奮闘記
【くも漫。】笑えないのに笑ってしまう「風俗店で、くも膜下出血になった男の悲劇」
#1【漫画あり】風俗店で、くも膜下出血を発症した29歳が過ごした世界一恥ずかしい闘病生活
#2【漫画あり】風俗店で、くも膜下出血に! 看護師、女医、母にどこで倒れたかをひたすら隠し続けた闘病記
最も効果的な「大人の友だちづくり」の手段は…
――本作でいろいろな「友だちづくり」を試した中川さんからみて、最も効果があると思った方法はなんですか?
やっぱり飲み屋だと思うんですよ。近所に行きつけの飲み屋を作る、この結論に達しました。更に完璧にするのであれば、例えば新宿ゴールデン街にあるような文壇バーや映画バーといった自分の趣味にマッチする飲み屋さんを選べば、共通の話題を持てるので確実性があがると思います。東京じゃないと難しいかもしれないですけど。
――本編でも、バーには行っていましたよね。
そうですね。家の近所のバーだったんですけど、このときは全然うまくいかなくて。何度も通ってマスターと親しくなれば、そこから常連さんと繋がっていけたのかもしれないですけど、通いはしなかったので。
実は、「一回行ったことあるから行こう!」って、いい顔してトキワ荘のみんなをそのバーに連れて行ったことがあるんですけど、「その人数では入れません」と入店を断られてしまったんです(笑)。5人ぐらいだったけど、ちょっと厳しいバーだったみたいで。だからバー選びも大事ですね。
――教会のクリスマス会に参加したエピソードもありました。
教会には3〜4回行ったんですけど、最初は入るのにすごく勇気がいりました。ただ、みなさんすごくウェルカムな感じで、逆にそれが怖いというか(笑)。本当にいい人ばっかりなんですけど……。
――友だちとはちょっと違うな、と。
結局、そこに気付いちゃうんです。同世代の人もいるし、みんなすごくいい人なんだけど、近づいてみたらうっすら透明の壁がみたいなものが見えて。もちろん比喩表現だけど、その壁を越えてすごく仲良くなったときには、自分もそちら側の人間になっているんだろうな……、みたいな(笑)。そういう意味でも教会は友だち作りの場所ではないなと思いました。