サウナブームの今、水風呂も危ない!?

感染症例は実はサウナだけでなく、その後の水風呂などでも要注意だという。新宿pillクリニックの宮本亜希子院長は言う。

「特にトリコモナスは水中で生きるので、サウナの後の水風呂なども要注意です。水風呂だけでなくプールなどでの感染症例もあるほどです。また、家庭風呂の普及に伴い淋菌感染症の危険性は現在では忘れ去られていますが、戦後、衛生状態が悪かった時期には、大衆浴場などでの感染も珍しいことではありませんでした」(宮本亜希子院長)

では、大衆浴場ではどんなことに気をつけるべきなのか? 

「浴場の座椅子は座る前にシャワーで流すのはもちろんのこと、浴槽に浸かった後にも再び性器周辺をシャワーで流してください。また、サウナに入る時などはすでにタオル敷かれていたとしても自前のタオルを腰に巻いて性器が直接触れないように守ることが重要です」(宮本亜希子院長)

最後に、前出の鳥肌氏にも大衆浴場やサウナにおける性感染症予防について聞いた。

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「今後は浴槽やサウナに入る時は自身の仮性包茎の皮をなるべく伸ばして伸ばして、亀頭を皮で守るようにしてます。以前、不起訴になったとはいえ公然猥褻罪容疑で逮捕された際にも『私は皮で隠しているため露出はしていない』と訴えたんですけど、聞き入れてもらえませんでしたが……」

鳥肌さんの仮性包茎問題はともかく、スーパー銭湯やサウナにおける性感染症予防対策はしっかりと行いたい。

取材・文/河合桃子