渋谷に完成「緑に囲まれた都会のメディテーション空間」
2022年12月に渋谷区桜丘町に開業予定のサウナ施設、渋谷サウナス。総合プロデューサーには『マンガ サ道』の原作者であり、サウナ大使としてこれまで日本のサウナカルチャーを牽引してきたタナカカツキ氏を迎えている。
渋谷駅から徒歩6分、桜ヶ丘の坂を登った場所に、三階建てのサウナ専門ビルが完成予定。男女平等に楽しめるバラエティーに富んだ9つのサウナ室や、都内最深160cmの水風呂を完備。さらに館内の植栽にもこだわり、「都会のメディテーション空間」を実現する。
サウナ史に残る施設を日本フィンランドサウナ発祥の地・渋谷に!
――サウナ施設の総合プロデュースは、今回が初めての取り組みになると伺いました。
大々的にプロデュースという形で名前を出したのは初めてですね。施設を一緒に作ったり、外部から意見を言ったりとかは色々あったんですよ。プロデュースの話もこれまであったんですけど、場所が遠いとやっぱり行かなくなってしまうのでね。側だけ作って終わりみたいな感じになっちゃうと思って、これまではお断りしていました。
――その中でなぜ今回は総合プロデュースを務めることになったのでしょうか。
実は僕、代官山に7年ぐらい住んでいて、渋谷駅に向かう時にはまさにあの坂を毎日通っていたんです。自分にとって馴染みのある土地っていうのもあったし、何しろ渋谷だとしょっちゅう行けるんでね! そういう経緯で、がっつりやりたいなと思って、プロデュースをすることにしました。
――「自分の行きたい、通いたい施設を自ら作る」ということになりますね!
渋谷にサウナを作るということは、なかなか意味深いなと思っていて。日本にフィンランド式のサウナが入ってきたのが昭和40年ぐらいで、それが渋谷だったんですよね。歴史的には、渋谷が日本のフィンランドサウナのスタート地点なんです。この時代に、そして渋谷のど真ん中にサウナを作れるって滅多にない機会で、日本のサウナ史でも渋谷サウナスの完成が面白い分岐点になるなと思っています。