何度もいいますが「血は水よりも濃いんです」
甥の山上容疑者を1984年に自死した弟(山上容疑者の父親)と重ね合わせる伯父。「今後も徹也を懸命に支えていく」と力強く話す。
「私の母親も亡くなりましたけど、弟に『お袋を頼むよ』って言われたと思って、ずっとやってきました。だから、徹也のことも弟から『兄貴、子どもを頼む』って言われたと思って、やってます。当然です。『徹也も、我が子と同じ子どもや』って思って面倒をみてます。それは徹也の妹も一緒ですわ。法律にはちゃんと、直系血族の扶養義務って書いてあります。扶養義務というのは、ご飯一つやったら二つに分けることなんです。
徹也のために、徹也が出てくるときのためにやっている。それしかありません。弟の子どもやから、何でもしますわ。当たり前のことや。何度も言いますが、血は水よりも濃いんです」
伯父や親族は山上容疑者が“塀の外”に出る日を待ち続ける。
2022年12月末、山上容疑者は年越しに何を思うのだろうか。
取材・文/松庭直 集英社オンライン編集部ニュース班