「現時点を知り、行動を起こすきっかけ」と捉えて
約2週間で結果が到着。事前登録したサイトのマイページに結果が表示される。
実年齢からプラス3歳……。つまり、筆者に残る卵子の数は34歳の平均値と同等と推測されるということ。自信がなかったとはいえ、やはりこの結果はちょっと凹む。
しかし、ファミワン所属で、実際に医療現場で看護師として働く石橋双葉さんは、「この結果に落ち込む必要は全くないですよ!」と言う。
「この結果は、『妊娠する確率』ではありません。この検査でわかるのは、あくまで『卵子の数』のみ。卵子の数は少なくても今から妊活をしっかり始めれば、問題なく妊娠できるチャンスは十分にあります。若ければ、卵子の数が少なくても、『卵子の質』は問題ないということも多いです。ですから、結果が出た段階で計画的に動き始めることが大事だと思います」
事実、実年齢よりも卵巣年齢が高いという結果は、決して珍しいことではないのだそうだ。
「実際に病院で勤務をしていて、実年齢よりも高い結果をお伝えすることも珍しくありません。例えば20代の女性に40歳近くの結果であったことを伝えることもあります。その結果を聞いた当初は落ち込み、事実を受け入れることができない方もいらっしゃいますが、その事実に20代の時点で気付けた事は前向きに捉えてほしいです。
なので、私どもは今知れたことでできることがあることを伝えています。知った上で妊活の進め方やファミリープランを考え、治療方法や対策も考えることができるからです」