東京にある目黒寄生虫館は、「寄生虫」を専門に扱う研究博物館だ。医学博士の亀谷了氏が私財を投じて1953年に創設し、国内外から集められた約300点の標本と関連資料が展示されている。
また、寄生虫に関する研究活動や啓発活動、出版活動など様々な事業も展開。創設者の意思により、開館から現在に至るまで無料で見学を受けつけている目黒寄生虫館。
同博物館は運営する財団の資産運用益のほか、有志の方からの寄付金やミュージアムグッズの販売収益などで賄われている。そんなグッズの中で、特に人気なのは何なのか。事務長の亀谷誓一さんにグッズ制作の裏話を聞きつつ、ランキングを発表しよう。
デザインリニューアルで爆売れ!
第1位:定規 300円
堂々のグッズ売上No.1に輝いたのは、寄生虫のイラストがプリントされている定規。
300円とお手頃価格で、サイズもコンパクトで購入しやすい。お土産にもぴったりだし、自分用にもおすすめだ。
「2007年にデザインをリニューアルしています。以前のデザインは業者さんに作ってもらったもので、寄生虫の見た目がかなりデフォルメされていたのですが、学術的に正しくない部分もあったので。現在のリアルなデザインにしてから売上は伸びましたね」(亀谷さん。以下、「」は亀谷さんのコメント)
ちなみに、定規だけでなく、目黒寄生虫館のグッズは定期的に新商品を考案したりリニューアルしたりしている。その際のデザインは、亀谷さんをはじめとする同博物館のスタッフで考案しているという。