子どもが生まれて気づいた「本」の大切さ

――情操面でも学習面でも絵本が与える影響は大きいといわれています。

絵本を読むことは教育においてすごく大事なんじゃないかって、子どもが生まれてから気づき始めました。絵本に限らず、本ってマジで大事だなと。だから子どもにとって本が身近なものになるように読み聞かせをしてるところはありますね。で、飽きたらすぐやめるようにしてます。「本=嫌なもの」になってほしくないんで。

子どもが生まれてから自身の読書量も増えたという松井氏
子どもが生まれてから自身の読書量も増えたという松井氏
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――なるほど。

いろいろ話を聞いたり調べたりして、僕の中で「教育というものは、どうやら子どもに自分からやらせることがとにかく大事っぽい」って結論が出たんです。「自分で選んだ」ということがすごく大事なんですって。だから、周りに本はたくさんあるけど「読め」とは言われてない、そんな環境を目指したいと思ってます。

――本を読まない/読めない人が増えているとされますが、ケムリさんは読書を重要視されているんですね。

「本を読んだら頭が良くなる」っていう単純な考え方が自分の中にあって(笑)。でも実際、その考えを補強するような話は結構多いじゃないですか。「すごい頭いいな」と思う人は大体みんなめっちゃ本読んでるし、思えばうちの父親もめちゃくちゃ読書家だったんですよ。書斎の壁が全部本棚で。それを見ていたから「本って絶対読まなきゃいけないんだ」って自然と思っていた気がします。

――今度は自分がその背中を見せる番だ、と。

そうですね。僕も子どもの前で本を読んでいる姿を見せようと思って、最近は電子書籍から紙の書籍に戻してます。この数か月は忙しくて全然読めてないんですけど……。

――単独が終わって落ち着いて読めるようになるといいですね。最後に、『ちがうちがう』はどんなふうに楽しんでもらいたいですか? 

ここに書いてあるツッコミは必ずしも正解ではないというか、いってみればいちばん簡単なツッコミをしてるんです。だから書いてあることにとらわれず、読みながらツッコんでいってほしいですね。ぜひみなさん、これを超えるツッコミをしてください。

取材・文/斎藤岬 撮影/下城英悟

『ちがうちがう』(集英社)
松井ケムリ
『ちがうちがう』(集英社)
2026年7月24日発売予定
1980円(税込)
34ページ
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