報道各社はヘリコプターを飛ばし…

優季容疑者は死体遺棄容疑での逮捕前後に「学校まで送った後、南丹市内の別の場所に連れて⾏って殺害しその場に遺棄した」「カッとなって⾸を絞めて殺した」と供述している。だが、普段容疑者は結希君を学校へ送ることはしておらず、殺害が事実なら家を出た時から計画が始まっていた可能性も捨てきれない。

「容疑者については逮捕直後に殺害を認めたことだけ漏れましたが、その後、動機や計画性の有無などについての供述は、地元記者クラブもまったく報じることができていません。

府警が殺人罪で再逮捕するまでは殺害に関する具体的な取り調べを行なっていない事情もあるでしょう。ただ容疑者は殺害後に遺体を遺棄した場所を何度も変えたという特異な供述をしており、ここは現在集中的に取り調べているはずです。

しかし遺体が見つかった場所以外の遺体遺棄現場がどこだったかについても情報はまったく出てきません」(社会部デスク)

京都府警(撮影/集英社オンライン)
京都府警(撮影/集英社オンライン)

そんな中で28、29両日、府警は優季容疑者を同行させ事件現場を見分する「引き当たり」を実施。死体遺棄容疑の証拠固めが目的だが、殺害したと供述している現場が含まれている可能性があり、報道各社はヘリコプターを飛ばすなど大規模な取材体制を敷いた。

「28日は容疑者を乗せた捜査車両は自宅から学校へ向かう道中にある観光客用の公衆トイレ、次に自宅近くの裏山、その後に通学用のランリュックが見つかった場所を回りました。

29日は結希君のものと特徴が似た靴が見つかった場所と、献花台が撤去された遺体発見現場で引き当たりが行なわれています。

このうち自宅近くの裏山は遺体発見前に府警が大々的な捜索を行なった場所ですが、その理由や発見物などは一切表にはなっていません。府警は容疑者のスマートフォンやドライブレコーダーの解析から立ち寄った場所を絞り込み、その結果、遺体や靴を発見しました。

裏山も容疑者も立ち寄った形跡があるため捜索をしたとみられ、容疑者を連れて引き当たり捜査をしたことから重要な現場であったことは間違いないでしょう。ここで容疑者は一体何をしたのか」(社会部デスク)

地域のあちこちが犯行現場となった事件。地元に残された傷は深い。

高校時代の優季容疑者(知人提供)
高校時代の優季容疑者(知人提供)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班