水沼容疑者は学級委員も務めていた長女で

「なおちゃんは明るくて正義感の強いまとめ役的な存在だったんです。今回の事件なんて、本当になおちゃんなのか未だに信じられません」

水沼容疑者の学生時代を知る同級生は事件に驚いていた。

福岡県警の発表によると、水沼容疑者は3月10日午前8時30分ごろ、福岡県嘉麻市漆生の施設居室において、実子である水沼二彩(にいろ)さん(当時4歳)を殺害した疑いがもたれている。

水沼容疑者は殺意を持って二彩さんの頸部を電気コードで絞め付けたうえ、さらに頸部を刃物で切り付けるなどし、窒息により殺害したとされる。

移送される水沼容疑者(写真/共同通信社)
移送される水沼容疑者(写真/共同通信社)
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県警は同日、施設内で二彩さんと、次女(当時3歳)が死亡しているのを発見。水沼容疑者も負傷していたことから、県警は「無理心中を偽装した可能性がある」とみて慎重に捜査を進めていた。その後、水沼容疑者の快復を待って事情を聴いたところ、殺害を認める供述が得られたため、4月22日の逮捕に至ったという。

水沼容疑者は、内縁の夫である清水晃輝(こうき)容疑者(33)からの家庭内暴力(DV)被害をきっかけに、2022年9月からこの施設に避難し、生活を始めていた。1LDKで42平米の間取りの空間だった。しかし、その後に清水容疑者が施設内の居室に侵入し、約3年間にわたる家族との「隠れ同居」が続いていたとされる。

水沼容疑者は1995年に栃木県芳賀郡で育った。芳賀郡は宇都宮市のすぐ右隣に位置する。水沼容疑者と小〜中学校が同じだったという男性はこう証言する。

「明るい子で、小学生時代は学級委員も務めていました。3人きょうだいの長女で、絵がうまかった印象があります。男子が悪ふざけをすると『そういうことはやっちゃダメだよ』とはっきり言える正義感の強い子でした」

水沼容疑者(本人SNSより)
水沼容疑者(本人SNSより)