“ハードゲイ”キャラ誕生秘話、すべてのきっかけはケンコバだった

――そもそも“ハードゲイ”キャラはどのようにして生まれたんですか?

きっかけは、ケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんなんです。彼がくすぶっている芸人を集めてイベントを開いてくれたとき、僕が滑り過ぎて、無意識に腰をクネクネしてたらしいんです。それに対し、ケンコバさんが「ハードゲイじゃないかい」ってツッコんで。

――そのケンコバさんのツッコミがきっかけ?

そうです。その「ハードゲイ」って言葉がすごい気になったんです。そこから大阪のゲイの重鎮の方にもお会いして、「ハードゲイって何ですか?」って聞くとこから始まって、勉強して…。

――えっ、HGさんって、すごい真面目ですね!

そう、僕、真面目なんですよ。そこで、「『ハードゲイ』って、派手でハードなスタイルだったり、『Gogoboy』っていうきわどい衣装でセクシーなダンスをするジャンルのことを言うんだよ」って教えてもらって。

――衣装にはどういうこだわりがあるんですか?

映画『ポリス・ストーリー』に出てくるゲイクラブの雰囲気や、アメリカの音楽グループ『ヴィレッジ・ピープル』のスタイルを参考にしています。あと、この腕のバンドは、イギリスのロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーに着想を得てつけてます。

――たしかに! そう思うとすごい深いですね!

いろんなゲイの方々の格好を参考に、既製品を寄せ集めて作ったんですよ。

ゲイの方々のスタイルから着想を得て完成した“ハードゲイ”の衣装。腕のバンドはフレディ・マーキュリーから
ゲイの方々のスタイルから着想を得て完成した“ハードゲイ”の衣装。腕のバンドはフレディ・マーキュリーから

――ちなみに「フォー!」の誕生秘話は?

これもケンコバさんがきっかけなんですけど。新喜劇出たてのときに、奈良にある大学の学園祭に急遽、呼ばれたんですよ。そこで「なんか開口一番盛り上げなきゃいかんな」って思って出た言葉が、「奈良フォー」だったんです。

――それが始まりだったんですね(笑)。

海外ミュージシャンが「トウキョウ~」とか「オオサカ~」とか言うじゃないですか。僕は洋楽に憧れがあったし、趣味のプロレス観戦でも結構「フォー!」っていうレスラー多いんですよ。そういうのがミックスされて、追い詰められて出た言葉が、「奈良フォー!」だったんです。

――「奈良フォー!」に対する大学生の反応は?

どこの馬の骨か分からない奴が急に叫んで、盛り上がるわけないじゃないですか(笑)。しかも山奥の大学だったんで、その叫びでやまびこが聞こえたんですよ。「奈良フォーフォーフォー」みたいな(笑)。それをケンコバさんに愛のある感じでいじられて、「これおもろいんかな」って思ったのがきっかけです。

――じゃあ「フォー!」も、“ハードゲイ”キャラも、すべてはケンコバさんがきっかけだったと!

そうなんです。だからケンコバさんにはもう、腰を向けて寝れないですね。