容疑者は捜索のお願いの時、必死な母親をよそに「他人事の印象だった」
優季容疑者が前妻と離婚した経緯を知る同級生らは見つからなかったが、彼が安達家に「婿」として加わり、11歳の少年の将来が絶たれた事実は覆すことはできない。小5当時の3月23日朝まで生存が確認されていた結希君は、満開のサクラを見ることもなく、6年生に進級することも叶わなかった。安達家のある知人がこう肩を落とした。
「行方不明になってからずっと、お母さんは『私にとって大事な子なんだ』と周囲に結希くんの話をしていました。一方で周囲の人や報道は旦那さんに疑惑の念を抱いていたと思いますが、少なくともお母さんは旦那さんのことを信じてる様子だったと聞いています。お母さん自身も一晩中家を取り囲むようにしている報道陣を『怖い』と漏らしていて、精神的に参ってしまっていると聞いています」
母親と優季容疑者から結希君の「捜索」を依頼された近隣住民は取材にこう答えた。
「まだ結希くんが行方不明の時にお母さんとお父さんに『宜しくお願いします』と頼まれました。その時もお父さんに関してはちょっと他人事という印象は受けました。お母さんが必死な様子で頭を下げて声を振り絞っている横で、お父さんもペコペコと頭は下げるんですが、おどおどした様子で必死な感じではないというか……。おとなしそうで乱暴な事をしそうな感じには見えませんでしたが……」
後の捜査で明らかになったように、「捜索」を依頼していた優季容疑者はそのころには黒い車に結希君の遺体を積んで、遺棄場所を探して付近を走り回ってはランリュックを落としたり、スニーカーを捨てたりと偽装工作に余念がない状況だったのだ。再婚相手の愛情を手酷く裏切って「子どもを心配する家族」を装っていた養父は、皆が必死で捜索している時、何を思っていたのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













