虎視眈々と「ポスト高市」を狙っている面々

若年層や女性に人気の高市首相だが、これからの物価高対策や消費税減税のスケジュール、所得向上策で国民の期待を裏切ることになれば、菅内閣と同じ轍を歩む可能性も否定できない。

支持率の動向に加え、今秋に予定される内閣改造・党役員人事でどのような人選をするのかも重要な要素となるだろう。

4月頭には旧二階派のメンバー約20人が会合を開き、武田良太元総務相を中心とする塊を目指すと報じられた(武田氏Xより)
4月頭には旧二階派のメンバー約20人が会合を開き、武田良太元総務相を中心とする塊を目指すと報じられた(武田氏Xより)

衆院選で歴史的大勝を果たした高市首相は、2028年の参院選までに衆院を解散しなければ大型国政選挙を経ずに政権運営を続けられる「ゴールデンタイム」を手に入れた。だが、激動の国際情勢や物価上昇への対応などに躓けば「期待」は「失望」へと変わり得る。

その時、虎視眈々と「ポスト高市」を狙っている面々が一気に浮上し、次の宰相選びに向かって動き出すことだろう。支持率頼みの政権運営は「退場」への恐怖と闘い続けることになりそうだ。

文/竹橋大吉