投資の勉強は、世の中の仕組みの勉強
年収は会社が決めるものですが、それを受け入れるかどうかは自分が決めることです。「自分はこんなに頑張っているのに、これしか給料がもらえない」と不満を口にするなら、自分をより高く評価してくれて、より高い給料を払ってくれる会社に転職すればよいのです。
給料は雇用市場というマーケットで決められている価格です。「自分の仕事・能力ならもっと給料をもらえるはず」と思うなら、それを自分で証明すればよいのです。だから、自分に投資をして、自分の市場価値を高めることが一番近道で有効な投資なのです。
「こんなに働いているのに、これしか給料がもらえない」と不満を口にし続けている人は「給料以上の仕事」をしません。つまりマーケットで決められる給料は上がりません。一方、「給料分の仕事はしなきゃいけない」と思って働いている人は、「給料以上の仕事」をしがちです。そういう人の給料はマーケットでつり上がっていきます。
つまり、今の年収が低いと不満があるなら自分で行動すればよいのです。
投資の勉強をする際、経済理論や金融市場の仕組み、株式、債券、為替市場などについて勉強することはもちろんお勧めします。ただ、それ以上に大切なのは、「世の中全体の仕組みを理解すること」だと私は思います。
私自身、自分で言うのもなんですが、金融市場や不動産への投資で今のところ一定の成果を上げてきました。ただ、それは私が専門的な理論を深く理解していたからではありません。むしろ、「お金とは何か」「社会はどう動いているのか」という根本的な仕組みを考えてきたことが、判断の基盤になっていたと思います。
世の中には「本当にそう?」と首をかしげたくなる通説がよくあります。ほんの数年前まで、日本ではデフレは悪で、インフレが目指すべき方向だと信じられていました。円高が悪で、円安が目指すべき方向とも信じられていました。
しかし、普通に考えて、資産や外貨をそれほど多く所有しているわけではない一般国民にとって、どうしてインフレや円安が良いのでしょうか。食料やエネルギーを海外からの輸入に頼っている日本の通貨が弱くなることがどうして望ましいのでしょうか。
ただし、デフレや円高の方が良いと言いたいわけではありません。問題の本質はデフレ・インフレ、円高・円安ではないと思っているのです。世の中の物事は、人、立場によって同じ事象でもプラスである場合とマイナスである場合がほとんどです。













