初日から3回鑑賞したファンの証言
近年の劇場版『コナン』シリーズは、もはや年に1度の国民的行事になりつつある。2022年『ハロウィンの花嫁』が97.8億円、2023年『黒鉄の魚影』が138.8億円、2024年『100万ドルの五稜星』が158.0億円、2025年『隻眼の残像』が147.4億円。
2022年にあと一歩で100億円に届かなかったシリーズは、その後一気に大台を突破し、国民的ヒットシリーズとしての地位をさらに固めた。昨年は前作から数字を落としたとはいえ、それでも147.4億円という巨大な数字を記録している。
この熱狂の発端の一つとなったのが、2018年の『ゼロの執行人』だ。登場キャラクター・安室透の人気が爆発し、「安室の女」や「100億の男にしよう」といった言葉が社会現象のように広がり、テレビでも盛んに取り上げられた。
だが、重要なのは、劇場版『コナン』は毎年同じ人がルーティーン的に何十回も観ているわけではない、ということだ。
SNSでは今年も公開初日から複数回鑑賞したという声が相次いでいる。だが今回、公開初日に3回観たファンに話を聞くと、「最初から何度も観るつもりだった」というより、1回目を観たあとに強く心をつかまれたからこそ、回数が増えていったと話していた。
「今年はまず1回目のオープニング演出を観て『これはやばいやばい』という興奮状態に陥りました。本編中盤からラストにかけては『あの部分の演出や(本作主演の)千速さんをまた観たい!』という気持ちになって、終了後にスクリーンを出たあと、そのまま『やばいやばいやばい』と言いながら受付で30分後の上映回を予約していました。もはや衝動です。
2回見たあとは、少し冷静に物語を分析しつつ、3回目はその日の夜に家族を連れて観に行きました。早く誰かと共有したい、感想を言い合いたいという思いが強かったです。
家族も『また観たい』『あのシーンが良かった』と同じ感想を持ってくれて、みんなで共有できたことで幸せが増しました。複数観たいと思った感覚としては『コナン映画』だから、というより1回目を観て良かったからですね」













