昼から酒を飲み「離婚」を口にした妻
「まみ容疑者が警察に話していることは、私たちが知っている(夫の)真稀(なおき)君の姿とはまるで違います」
そう憤るのは、黒川家と深く交流がある妹の知人のAさんだ。集英社オンラインが#3の記事で詳報した通り、まみ容疑者の主張と夫の様子は正反対の内容だった。
話を整理しよう。
まみ容疑者は警察に対し「育児をしない夫への不満」や「生活費の口論」を動機に挙げているが、Aさんは「真稀さんが育児をしないなんて聞いたことがない。上の子はパパっ子だった。真稀さんは穏やかで、一度も声を荒らげたことがない」と一蹴する。
事件当日、まみ容疑者は昼から酒を飲んでいたという。殺された真稀さんの妹と母の計3人で、夕方の買い物に出かけた時点で、すでに泥酔していた。
帰宅後、真稀さんの母親に2万円を渡した理由を真稀さんに問われたまみ容疑者は、自身の「善意」を否定されたと感じたのか、不機嫌な態度をあらわにして「離婚」を口にし始めた。
真稀さんは妻をなだめようと努めたが、まみ容疑者の怒りは収まるどころか、矛先を「生活費の不足」へと変えて激昂。それでも真稀さんは「普段やってくれていることに感謝してる」などと丁寧に言葉をかけ、寝室へ戻ったという。
惨劇が起きたのは、その直後だった。
まみ容疑者は台所から包丁を持ち出した。妹が一度取り上げて隠したが、まみ容疑者は別の包丁を手に寝室へ向かったという。静止に入った妹を突き飛ばして、真稀さんの胸部あたりを刺した。
真稀さんの最期の言葉は「救急車を呼んで……」だったという。長男を抱えて現場を離れる際、まみ容疑者は駆けつけた祖父にこう言い放った。
「じいじ、ごめん。真稀殺しちゃった」
約3時間半後にタクシーで事件現場となったアパートに戻ったまみ容疑者。Aさんをはじめ夫側はまみ容疑者の供述を信じていない。「穏やかだった真稀さんがなぜ殺されなければならなかったのか」と、怒りを露わにしている。













